コロナ騒ぎで終始した4月も最後。
義父が亡くなって今日で1年。
花を飾って、お赤飯を焚いて、
近所の和菓子屋のおいしい大福をお供えしました。
1周忌なのにお祝いみたいだけど、
これらが大好物だったそうなので。
ちなみにカミさんは血を受け継いだのか赤飯好き。
でも妻だった義母はあんまりお好きではないようです。
同じ家族でも食べ物の好みはいろいろバラけていて面白い。
1年前の今日は平成最後の日もありました。
令和初のゴールデンウィークなんだよね、じつは。
ただ僕は幸いにもレギュラーワークにプラス、
書籍執筆の仕事、さらに自分の電子出版の制作もあって
5月は休めないほど忙しくなりました。
このご時世、僕を頼りにしてお仕事下さる方々に感謝です。
そして皆さん、ここが我慢のしどころ。
どうやらステイホームは延長されそうで、
あと1カ月も・・・とうんざりするのは僕も同じですが、
なんとかみんなで気持ちを抑えて
早いとこ、この状況を終わらせましょう。
政府や自治体に文句は言ってもいい。
けど逆らって三密など感染拡大に与する
行動を取っていいわけじゃない。
今ひとりひとりが我慢しないで動き出しちゃうと、
結局、社会がいつまでたっても動き出さなくなってしまいます。
平和で自由な日々を1日でも早く取り戻すために協力しましょう。
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昨日届いたアベノマスク、義母用に飾りをつけました。
こんな芸当ができるのはもちろん、
僕ではなくてカミさんです。
マスク生活(およびマスク不足)が長期化するにつれ、
外出すると手作りであろうファッショナブルなマスクを
している人をよく見かけるようになりました。
ファッションマスクを装着しているのは、
若い女の子じゃなくて、圧倒的に中高年女性。
皆さん、それなりに工夫・おしゃれをしています。
再三言ってるけど、一般のマスクはウイルス防御効果は
ほとんど期待できません。
しないよりしている方が少しはまし程度。
しかし、今のような社会情勢になると、
マスクをしないで外出することは、
パンツをはかないで外出することに等しい。
たまにし忘れて出かけると
「あんた、もろだしよ」と
白い眼が集まってくるような気がします。
てなわけで今や身だしなみの一部であり、
良識ある市民の証ともなったマスク。
しかし、一般人のマスクはどうでもいい――
とまでは言わないまでも、大した問題じゃない。
問題は医療現場でのマスクの不足。
医療従事者のマスクはファッションではありません。
いろんな情報が飛び交っているけど、
現場に届いているのか?
状況は改善されているのか?
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ステイホームウィークですが、
うちは大きな公園の裏にあるので散歩はできます。
ニュースで出てくるような混み方をするところでなく、
ちゃんとゆったり間隔を取って歩けるのが幸いです。
天気が良ければ毎日、午前と午後と出かけます。
なにせ義母のデイサービスを休ませているので、
相手をしないわけにはいきません。
認知症なので家でゲームとかで楽しむということもできない。
そもそもコロナウィルスが蔓延しているとか、
感染しないために家にいなきゃいけないということがわからない。
歩かず体力が衰えると、罹患・重篤化の確率も高くなります。
デイサービスではいろんな人と会って話をしたり、歌を歌ったり、
料理を手伝ったりするので退屈しないのですが、
僕たちも四六時中相手をするわけにはいかないし、
家にいると、どうしてもぼーっとしている時間が
多くなってしまいます。
正直、ちょっと認知症が進んだのでは?
と思えるところもチラホラ。
なのでやっぱり一日に1回、2回は花や木や鳥やネコや、
散歩のイヌや遊ぶ子どもを見せてあげたいんだよね。
僕はカメラマンを兼任して、
「あの花きれい」とか「あの鳥かわいい」とか言うと、
「はいはい、じゃ撮っときましょう」
とスマホで写真撮りまくっています。
おかげで随分ストックが貯まりました。
最近はほとんど外出は公園やスーパーだけど、
車いすや杖をついている人を全然見かけなくなりました。
たまたまなのか、それとも出られないのか?
これといった知り合いがいるわけじゃないけど、
障がいのある人や、一人暮らしの高齢者h、
インターネットやSNSなどを使わない人、使えない人は
ステイホームしていて大丈夫なのだろうか?
コロナにかからなくても、ストレスや運動不足で
健康を害したりしないのだろうか?
義母を見ていると、
そうした社会的に弱い人たちの状況も心配になります。
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コロナストレスを打破する面白エッセイ集
「ロンドンのハムカツ」
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ステイホーム週間初日、月刊仏事のリアル取材。
電車を使わずガラガラの新宿を
自転車でスイスイ走っての出動です。
霊柩車・寝台車を提供する会社において、
日本で唯一、「遺体感染管理士」の資格を発行している
エル・プランナーの橋本佐栄子先生が緊急講座をしました。
残念ながら新型コロナウィルスによる死者は増加中です。
加えて肺炎で亡くなる方は昨年の3倍ともいわれており、
その中にもコロナと疑わしき死亡者は
多いのではないかと推察されます。
亡くなってしまったらもう検査はしないので、わからないまま。
だから「死者数はまだ少ない」なんて
侮らないほうがいいと思います。
遺体をどう扱うかは厚生労働省から
一定のガイドラインが出されており、
医療者は遵守していますが、
医学的知識があまりない葬儀業者は、
それだけでは具体的にどう対処すればいいか、よくわかりません。
そこで遺体搬送の仕事をする人たちに対して、
最重要ポイントである手袋の使い方を橋本先生が伝授。
遺体は生体と違って、飛沫感染の心配はなく、
気を遣わなくてはならないのは「接触感染」です。
そのためには棺に触る手をいかに清潔に保つか。
ウィルスが手に付着しないよう
手袋をするのはもちろんですが、
その着脱のタイミング・テクニックを
よく覚えなくてはなりません。
講座では参加者が具体的に手袋の着脱の練習を行いました。
たかがはめたり取ったりのことですが、
これがやってみると意外と難しい。
受講生はマネージャークラスの人たち。
現場で働く人たちの命に関わることなので皆さん真剣です。
今日の講義を取材して
今さらながら気づいたことがあります。
僕たちはマスクをして、手をアルコール消毒していれば、
なんとなく感染予防できていると思っていますが、
それは間違い。
★メガネをかけて目を守る
一般のマスクは感染予防というより、
もし自分が病原体を持っていたら、
うつさないようにするためのもの。
ウィルスは医療用でない限り、
マスクを透過してしまうので、
やはり人との距離を保つことが重要です。
加えて僕も含め、みんな口と鼻をガードする意識はあるけど、
目のことはほとんど気にしていない。
目からもウィルスは侵入します。
てか、口や鼻よりも侵入しやすい開かれた入口。
ふだんメガネを使わない人も
伊達メガネをすれば、
少なくとも正面から飛んでくる飛沫はガードできます。
★噴霧のアルコール消毒でなく手洗い
アルコール消毒液をシュッシュとしておけば、
それでOKだろうと安心してしまうもの間違い。
アルコール消毒液は液に手を浸さないと、
本当の消毒とは言えません。
噴霧は、すぐにその場で手が洗えないときの、
いわば応急処置。
これだけでウィルスが殲滅できると思うのは幻想です。
シュッシュの後はできるだけは早く石鹸と流水で手洗いを。
とにかく手を清潔に保ち、
ソーシャルディスタンスを取ることこそ
感染予防のすべてと言っていいようです。
そして体力を落とさず免疫力を落とさないこと。
そしてイラつかないで笑って楽しく面白く過ごすこと。
せっかくならステイホームを自分のために、家族のために、
実のある時間にしましょう。
Kindle電子書籍もこの機会に試してみてください。
おりべまことの面白エッセイ「ロンドンのハムカツ」も
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感染拡大防止のため、
外出をがまんしているあなた。
けっこうしんどいですよね。
ストレスたまります。
ストレス防止対策は、やっぱりおやつだ、おつまみだ。
というわけで、おうちライフを送るあなたの
おつむのおやつ・おつまみに
「ロンドンのハムカツ」をどうぞ。
本日4月24日(金)17:00から26日(日)16:59までの2日間、
またもや無料キャンペーン実施します。
「食」こそ、すべての文化のみなもと。
その大鍋には経済も産業も、科学も宗教も、
日々の生活も深遠な思想・哲学も、
すべてがスープのように溶け込んでいる。
「食べる」を学び、遊び、モグモグ語るおりべまことの面白エッセイ集。
自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から33編を
厳選・リライト。
内 容
・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!
・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話
・永遠の現物支給
・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?
・ロンドンのハムカツ
・インヴァネスのベーコンエッグ
・ニューヨーク発アボカド愛
・英国名物フィッシュ&チップスの材料にイカが選ばれるようになったグローバル化現象に関する私的考察
・フランス革命とマカロン大統領と「パンがなければお菓子を食べろ」発言の真相
・ハムカツの呪い
・脳が構築する「風味」:人間の食と世界観
・人間の歴史はチョコレート前とチョコレート後とに分かれる(かも)
・幻想やストーリーでおいしくなる日本食
・肉じゃがは幻想のおふくろの味
・なんで肉じゃがはお母さん食堂のメニューにないのか? についての探求と考察
・恐竜の唐揚げ
・キノコ愛
・スーパーマーケットをめぐる冒険旅行
・むかしのコロッケ、みらいのコロッケ、まあるいコロッケ
・ドラもんがどら焼きの売り上げに及ぼした経済的効果について
・ホントは新商品じゃないけど、新商品に見せる編集・編曲の能力
・中高年はめざせ!中川屋嘉兵衛
・「ありがとう」の思いを込めた動物供養は、世界オンリーワンの日本の文化
・「世界屠畜紀行」の「屠る」と「食べる」
・人を食った話
・「おいしいケーキは年一度」の誓いと追憶のバタークリームデコレーションケーキ
・脳が知っている、豆腐小僧の食歴と健康食
・最後の晩餐の演出
・ジャイアント馬場と大福とで創り出すアッポーな化学反応
・勤労感謝の日は農業感謝の日に
・スーパーマーケット・イン・マイライフ
・植物のいのちは人間・動物より高次元にある
・「酒タバコ、やめて百まで生きたバカ」の最後の晩餐は、雪のように真っ白なごはん
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月刊仏事で「世界のEnding Watch」という連載を担当している。
毎月、世界各地・各国の近年の葬祭の実情や、
葬祭文化・習俗について紹介するのだが、
来月号はさすがにコロナウィルス関連の話をやらざる得ない。
葬儀関係のニュースは医療問題のあとにやってくるので、
この2週間ほどでどんどん増えてきた。
イタリア、スペインやニューヨークの惨状を伝えるニュースなどを読んでいると、気分が落ち込んでくる。
他国のこととはいえ、
こんなことが起こるなんて夢にも思わなかった。
そんな中、今、世界的に注目を集めている
アーダーン首相のニュージーランドの対策に関する
BBCの記事が昨日上がっていた。
同国では現在、最も厳格な「警戒レベル4」(「不可欠な移動」以外は自宅待機など)だが、これを「レベル3」に引き下げるという。
「レベル3」では、学校は「受け入れ人数を制限」して再開される。事業も再開できるが「顧客との物理的な接触」は認められない。
また、10人までの集会は、結婚式や葬儀、
タンギハンガ(マオリ族の葬儀)に限り許可される。
あまり葬儀には関係ない記事だったが、上記の部分が検索に引っ掛かったらしい。
「結婚式や葬儀、タンギハンガ(マオリ族の葬儀)に限り
許可される」
というのは同国の社会における文化、歴史、価値観が反映されていて興味深い。
それにしても「成功例」とされているニュージーランドさえ、
まだこのレベルの厳しい措置。
ゴールデンウィーク明けの日本の緊急事態宣言解除は夢のまた夢という感じがする。
後半にある「経済より健康を優先」という項目は
心を奪われるものがあった。
新型ウイルスの最新研究について、政府に助言し定例会見にも参加してきたオークランド大学の准教授、スージー・ワイルズ博士は、アーダーン氏や政府が明確に市民の健康を最優先してきたことが、COVID-19対応の鍵だったと言う。
経済への影響を恐れて行動制限を遅らせたほかの国は現在、はるかに困難な時期に突入している。
ワイルズ氏は、「住民が死んでしまったとか、どんどん死んでしまうのは言うまでもなく、経済にとって打撃のはずだ」と述べた。
何を優先するのか?
何が本当に大切なものなのか?
政府や国民の普段の考え方・価値観が、
こうした災禍に見舞われた際に炙り出されてしまう。
日本はオリンピックのホスト国だったこと。
その経済効果をもくろんでいたことが仇になってしまった。
それが初期の段階で、
政府や国民の判断を狂わせてしまったのかも知れない。
てなことを今さら言っても遅いけど、
日本人の生活習慣、衛生観念は、欧米諸国に比べて
感染症に強いのではないかと希望的観測を持っている。
せめてこの2週間ないし1か月ほどは、
昔の日本人のような質素な暮らしを
重んじる心構えで過ごせないか。
電子書籍第5弾。
5月の出版は「子ども時間の深呼吸」。
今日はリライト・編集を済ませました。
この後、画像を入れて、再リライトと誤字脱字をチェックして、
表紙を作って、紹介文を考えて・・・などの作業をやって
月末には完成予定。
2011年から2018年までうtのブログ記事の中から
「子ども」をテーマにしたエッセイのお気に入りを40編選びました。
なんだかもうこの頃の記事が懐かしく感じられます。
「ロンドンのハムカツ」の無料キャンペーンも今週末に再びやりますよ。
ゴールデンウィークはお家で本を読んでね!
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今年2020年で、この世界にロボットが生まれて
ちょうど100年になる。
チェコの作家カレル・チャペックが
「R.U.R――原題: チェコ語: Rossumovi univerzální roboti」
という戯曲を発表したのが、1920年のこと。
R.U.R.とは「ロッサム万能ロボット会社」。
この劇の発表によって「ロボット」という言葉が世界に誕生した。
R.U.R.とはこんな物語。
舞台は未来のとある孤島。そこにはR.U.R社のロボット工場がある。ここで製造されたロボットたちは世界中に送られ、
さまざまな労働に使われていた。
人々はロボットによって便利な生活をしはじめていた。
ある日、社長のハリー・ドミンの元に会長の娘であるヘレナ・グローリーが訪れる。
ロボットにも心があると考えているヘレナは人権団体の代表となり、地位向上や権利保護を訴えるために来たと話す。
(ウィキペディアより)
日本でも「人造人間」という邦題で、
わずか3年後の1923年に翻訳が出ている。
「ロボット」という言葉・概念は機械文明が飛躍的に発展していた
20世紀の世界を瞬く間に席巻し、人々の想像力を刺激した。
そして小説や映画の世界、
さらに漫画の世界でも瞬く間に一つのジャンルを構築した。
アイザック・アシモフも、手塚治虫も、
カレル・チャペックとこの作品の子どもだ。
さて、それから100年後の今日。
ロボットは大きな進化を遂げ、
日常の様々なシーンで目にすることも多くなった。
だが、チャペックの物語のような形で
労働市場にはまだ入ってきていない。
ロボット(身体)の進化よりもAI(頭脳)の進化のほうが
圧倒的に早い。
従って市場への導入も早い。
重い物を運ぶ・持ち上げるなど、力仕事をするロボット、
人間が立ち入れない危険な区域で活動するロボットは
どんどん実用化され、早期に普及するが、
人間のように複雑な動作ができるロボットが
社会で活躍するまでにはまだまだ時間がかかるだろう。
今回のコロナウィルスによる災禍から生じたテレワーク、
リモートワークへの移行の状況がを見ていると、
ホワイトカラーの仕事の7~8割はAIに置き換えられる。
たぶんここ10年、いや、5年で。
しかし、現場で働くブルーカラーの大半は生き残る。
するとどうなるか?
AIの指令、マネージメントのもとに
人間が作業を行うという世界になる。
それはもうすぐそこまで来ている。
問題はそれを僕たちがどう感じるかだ。
機械に管理されて屈辱を感じるのか?
そういうものだと割り切るのか?
ロボット生誕100年は、誰もが「人間とはなんだ?」
と考える時代の元年になるのかも知れない。
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映画公開日延期のニュースによって、
頭がエヴァってしまったので、
新型コロナウィルスを「使徒」として考えてみる。
使徒とはAngel、つまり神が地上に遣わし天使である。
ウィルス蔓延で感染者が増え、
世界各地の都市がロックダウンし、
経済活動がストップすると、
やれ、武漢の空がきれいになったとか、
やれ、ベネチアの運河に魚が帰ってきた、
とかいった環境浄化現象が起こった。
するとネット上では、コロナは神の怒りだ、地球の逆襲だ、
人類への天罰だといった
アニメの見過ぎだろ~という言説が湧き出てきた。
もちろん、そんなことをまじめに論じる人たちは
ごく少数だ。
しかし、コロナが人類のこれ以上の環境破壊を阻む
使徒とか天使とか、地球の子ども とか、
といった捉え方はまんざら悪くないと思う。
そんなものを相手にして、
戦争みたいな勝ち負けを論じるのは間違っているし、
第一、殲滅させることはたぶん不可能だ。
この先、僕たちはこの新型コロナウィルスと
長らく付き合っていかなくてはならなくなるだろう。
1年、2年ではなく、10年、20年という長期スパンで。
共生しなくてはならないという覚悟もいるわけで、
このウィルスを世界全体で
懐柔するような手立てが必要になる。
いずれにしても環境問題で、
遠からず世界の経済活動に制限がかかってくるのは
わかっていたはずだ。
昨年、スウェーデンの環境活動家の少女が、
環境・生命よりも経済活動優先なのかと、
世界の首脳らに厳しく抗議していたシーンがよみがえる。
あれはささやかな兆しだったのか?
彼女らの世代は、脳の奥底で
僕たちよりもずっと強い危機感を感じているのだろう。
子どもを産む性である女は、
そのアンテナが特に鋭敏なのかも知れない。
使徒コロナはそうした地球の危機的現実から目を背け、
過剰な経済活動を続けようとする世界を強制的に
リセットさせるためにやってきた――
と考えることもできる。
これに対処するためには人類が皆、けちけちせずに
それぞれの国の資源――データも、エネルギーも、技術も、
経済も、文化も、知恵も――を出し合って、
力を合わせないと良い結果は得られない。
今、注目を浴びている各国の女性リーダーらの活躍は
未来の世界の再構築の布石になっていくのだろう。
あくまでヴァンゲリオン的妄想だけど。
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新型コロナウィルスの災禍が早く収まりますように、
と神頼みをしに、杉並大宮八幡宮にお参りしました。
なるべく人出が少ないうちにと思って
午前中に行ったのですが、参拝するのに
こんな長い行列が! と一瞬びっくり。
でもよく見るとソーシャルディスタンスということで、
間隔をあけて並んでいたので長く見えたのでした。
これだけ現金・物質主義の世の中になっても、
日本人は神仏の前では素直に、行儀よくなります。
お参りの後は例によって「しあわせ撫でがえる」
を撫でて、帰ってよく手を洗いました。
「しあわせ撫でがえる」というのはカエルに見立てた
大きな石ですが、その足元にはかわいいチビガエルも。
昔からカエルは薬にも使われ、
健康の縁起物。
アマビコなる妖怪も活躍しているようだし、
科学・医学と日本得意の
森羅万象八百万神的スピリチュアルの合わせ技で
疫病拡散を防ぎましょう。
でもコロナ流行にかこつけた
ヘンなカルト宗教や高額請求のスピビズ詐欺などには
気を付けてケロ。
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仕事仲間の編集者から杉並区のテイクアウトOK店を
ピックアップしてほしいというリクエストを受けました。
なるほど、いま、飲食店はお客さんが激減してしまって大変です。
少しでもお店を応援できれば、
また、家でおいしいものを食べたい人の情報源になればと思って、
2週間ぶりの本格的外出のついでに、
代田橋、西永福、浜田山のあちこち回って取材しました。
(永福町はもうすでに上がっているということでスルー)
取材と言っても、パッと目についたお店の前まで行って
テイクアウト、お弁当持ち帰りをやっているかどうか
チェックして、スマホで外観の写真を撮るだけです。
あとは自宅に戻ってネットで住所や電話番号を調べ、
面白い情報、僕なりの感想があったらコメントを加える、
という感じ。
やりだすとけっこう面白くなって、
結局、20軒くらいピックアップしました。
どこのエリアも結構休業している店が多く、
(印象としては半分くらい閉まっていた)
営業していた人たちは大丈夫だろうか?
このままつぶれやしないだろうかと、ちょっと胸が痛みました。
取材して思ったのは、テイクアウトの場合、
やっぱり気軽に入れるかどうかで
明暗が分かれるような気がします。
通りすがりにチラッと見ただけで
店の様子がわかる路面店は圧倒的に有利。
一方、二階に上らなきゃいけないところ、
地下に降りなきゃいけないところは相当不利です。
不利なら不利で、
テイクアウトやっていることをアピールするなら
なりふり構わずドカン!とやったほうがいい。
たとえば看板やメニューもできる限り、
大きく写真入りで出さないと目に留まりません。
また、食べる側としては、やっぱテイクアウトはごはんやパン類。
麺類を売りにしているラーメン屋、そば屋、パスタ店などは不利。
それでも浜田山駅前の「富士そば」は
「テイクアウトやってます」
ここしばらく入ってないけど、かつてはよくお世話になった
あの立ち食いの老舗が、そば、うどんのテイクアウト?
この浜田山店は富士そばチェーンの中でも
斬新な試みを行う店、女性も押し寄せる店として有名らしい。
気になる人はチェックして、
テイクアウトそばを試してみてください。
この取材はまだまだ to be Continue。
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気が付くと、政治家として新型コロナウィルスと
正面切って戦っているのは、
安倍総理でなく、小池都知事だ。
東京にいるからそう見えるだけかもしれないが、
安倍総理よりも小池都知事の存在感のほうが圧倒的に優っている。
対策も次々と打ち出しており、
多くの自治体は、すべてではないにせよ、
できるかぎり東京都の施策に倣おうとしているように見える。
オリンピックを諦め、緊急事態宣言を出した後は、
腹をくくり、政府に付き合うのをやめて独自に走り始めた。
いい悪い、好き嫌いは別にして、
話を聞くなら、小池都知事と話したほうが実になると、
たぶん多くの人が考え始めているようだ。
そして世界を見渡すと、
コロナウィルスに立ち向かい、
それなりの封じ込めに成功している国は
どこも女性がトップの国だ。
ドイツのメルケル首相、台湾の蔡英文総統、
ニュージーランドのアーダーン首相。
彼女らの今回の危機管理に対しては国際的に評価が高い。
デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイスランドといった
北欧の国も女性がトップ。
これらの国でも今のところ、
他の欧米諸国のような惨禍には陥っていない。
いったい何が違うのか?
女のほうがいざとなったら決断力があるということか?
どうもそんな気がする。
結局、安倍首相は経済のことが心配で、
こんなことやったら財界の親方にどういわれるかとか、
気にしてばっかりだから、
いつまでたっても明確な態度が取れず、
リーダーシップを発揮できない。
結局、日本のトップは「調整役」でしかないのだ。
子どもを産む性である女は「生命」を最優先する。
もちろん政治はいろんな正義や利権が絡み合い、
それらをマネージしていく、複雑な能力が必要とされるが、
今回の災禍の場合、
「命ファースト」で考えないと、女の場合、
脳にかかったストレスが解けないのだと思う。
だから女の声の方が届きやすい。
男の声には、いろんな正義やら利権やら面子やらが絡まって
聞こえてくるので、人々の耳に響かないのだ。
「オリンピック・ファースト」のロックが外れた時点で、
小池都知事は変われた。
各国のリーダーの活躍も意識しているだろう。
安倍首相はまだ、
自分の政権下でオリンピックができなかったことを
悔やんでいるようにも見える。
ちなみに僕は来年に延期されたオリンピックも
開催できる可能性は低いと思う。
選手の皆さんには気の毒だが、
大国のエゴに利用されてきたオリンピックの歴史は終わっていく。
それにしてもトランプ、プーチン、
習近平などの一連のボスたちの国と、
メルケルをはじめとする女性トップたちの国の
イメージが大きく違ってきた。
このコロナの災禍を境に、
旧世界と新世界に分かれるのかも知れない。
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日本で感染が拡大し、緊急事態宣言が出てから
海外のニュースが減った印象だが、
改めて3月から4月前半の記事を見てみると、
欧米の状況は悲惨だ。
イタリアでは一時期、コロナで亡くなった人たちの
葬儀が禁止されたらしいが、今はどうなっているのだろう?
ニューヨークは2日前の記事では
医療崩壊の後に葬儀崩壊が起こっている、とある。
驚くべき状況が生まれている。
これは2001年の9・11をしのぐ災禍と言えるかも知れない。
志村けんさんの最期についての報道を読んだ人はご存じだろうが、
コロナで亡くなった人の遺体は
「パウチ」と呼ばれる納体袋に密封され、
そのままできるだけ早く火葬しなくては
いけないことになっている。
一度パウチに入れたら絶対にあけられないので、
ほとんどの場合、遺族は最期のお別れもできない。
ちなみにこうした処置は、コロナで亡くなった人に対してだけでなく、
“それと疑わしき”人たちも同様だ。
いま、施設などで肺炎で亡くなる高齢者が急増している。
こうした人たちは、“それと疑わしき”人たちだが、
そこから接触感染する恐れがあるので、
パウチに入れざるを得ない。
医療者も葬儀業者もコロナ患者と同じように
接しなくてはならない。
ただ結局、検査をやる前に亡くなってしまうので、
コロナによる感染死亡者にはカウントされないだけだ。
だから日本は、東京は、死亡者はまだ少ないなんて
侮ってはいけない。
経済崩壊も、もちろん怖いけど、命あっての経済だ。
感染拡大して困るのは、
いや、困るどころか、
悲惨な思いをすることになるのは結局自分である。
動き回らない。
密集しない。
できるだけ家にいる。
人ごみを作らない。
上からの命令に従うんじゃなくて、
自分と大切な人を守るために。
ドラえもんで、のび太がタイムマシンに乗って
自分が生まれた日に行く、というエピソードがあった。
お母さんとお父さんが赤ちゃんの自分に
名前を「のび太」と付けようとしているのを見て、
「もっとカッコいい名前にしてくれ」というのだが、
両親の「のびのび育ってほしいんだ」という
心からの願いを耳にし、
「ぼくの将来にあれほど期待していたのか」と
しみじみ内省してしまうという話だ。
ドラえもんはとくに好きなわけじゃないので、
ほとんど読み返したことがないが。
たぶん最も印象に残っているエピソードだ。
新型コロナウィルスが起こした騒乱によって、
多くの人は仕事もプライベートも将来計画も
スケジュールがぐちゃぐちゃに崩壊した。
もちろん、いつかはもとに戻るし、
ある程度は戻ってもらわなくては困る。
だけど、100パーセント戻ることはないと思う。
いずれにしても僕たちは、
この30年あまりの間に構築してきた社会を、生活を
失う危険にさらされている。
これまで手にしてきたものを、
手にしようとしてきたものを、
いくつかは諦めなくてはならなくなる。
それに考えてみたら、
これは「スケジュール通りの人生」を
考え直すいい機会かもしれない。
僕も以前はそうだったけど、
スケジュール帳がぎっしり埋まってないと
不安でしかたなかった。
カレンダーがスカスカだとため息をついていた。
スケジュールが入ってないと、
自分は誰からも必要とされていないんじゃないかと
気分がダウンしたのだ。
でも、それは違う。
スケジュール通りの人生。
死ぬまでスケジュールをこなすだけの人生。
それは充実した人生なのか?
もっと自由にのびのび生きられないのか?
せっかく家にいるなら、
しっかり見つめなおしたい。
のびのび育とう。
のびのび生きなおそう。
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テレビのニュースキャスターなどが
「がんばりましょう」とか、
政治家が「戦いましょう」とか
「打ち勝ちましょう」とか言ってます。
危機感を持ってもらったり、
気を引き締めるために
そうした言葉で鼓舞するのでしょうが、
逆効果ではないでしょうか。
また、この感染症拡大防止対策を
戦争に例えるのもよくないと思います。
1週間かそこらで終わる話ならそれでもいいけど、
そうじゃないですよね。
攻めてくる相手に、竹槍振り回して立ち向かうわけじゃなく、
対抗手段としては家にいるしかないわけですよね。
1カ月か、それ以上も、
“がんばって”家にいろって言うのは無理。
せっかく家にいるなら、どうすればリラックスして楽しむか。
そしてインターネットを使ってできる仕事や勉強があるなら、
おとなしくそれをやってたほうがいい。
ジタバタしてもしかたない。
こんなところでがんばって戦って、
気力も体力も消耗して、
コロナに感染しなくても体調崩して
医療機関のお世話になるようなことになったら
そっちの方が迷惑です。
相手は人じゃない。
自分の精神力とか、そんなものでもない。
なにえウィルスです、感染症です。
いい意味であきらめたほうがいい。
本当は飯も食わずに暑くなるまで
ずっと冬眠出来たらいいんだけど。
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本日の夕食はカレー。
鶏モモ肉を使ったので、皮をビローンと剥ぎ取り、
熱したフライパンにギュッと押し付けて、
ジュ―っと油を搾る。
このt鶏皮の油で具材を炒めるのだが、
その作業を僕にくっついて
義母が「へーっ」と感心しながら、
じーーっと見つめている。
カラカラのカリカリのせんべいっぽくなった鶏皮を
「食べる?」と聞くと、
嬉しそうに「うん」というので、
取り出してパラパラっと塩をふりかけてあげた。
「おいしい!」と喜びの声を上げる。
デ・ジャ・ブだ。
20年ほど前までこれと同じことをキッチンで体験した。
チビだった息子が、
いつも僕がカレーを作り始めると寄ってきて、
油を搾ったカリカリの鶏皮せんべいを欲しがった。
そして義母と同じように
「おいしい!」と満面の笑みを見せた。
季節はめぐり巡る。
人間、「食べる」に始まり、「食べる」に終わる。
子どもも年寄りも、金持ちも貧乏人も、聖人も俗物も、
「食べる」という行為のもとではみな裸になる。
だから僕は「食べる」について考える。
というと、なんだかエラそうだけど、
食べることは面白い、
食べること以上に面白いことはないかもしれない。
僕たちは「食べる」ために生きている。
世界は「食べる」ために回っている。
「食べる」を考え語ることは、
毎日をより豊かに生き、人生を広く深くすることである。
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「食べる」を学び、遊び、
モグモグ語るおりべまことの面白エッセイ集。
自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から
33編を厳選・リライト。
●内容
・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!
・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話
・永遠の現物支給
・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?
・ロンドンのハムカツ
・インヴァネスのベーコンエッグ
・ニューヨーク発アボカド愛
・英国名物フィッシュ&チップスの材料にイカが選ばれるようになったグローバル化現象に関する私的考察
・フランス革命とマカロン大統領と「パンがなければお菓子を食べろ」発言の真相
・ハムカツの呪い
・脳が構築する「風味」:人間の食と世界観
・人間の歴史はチョコレート前とチョコレート後とに分かれる(かも)
・幻想やストーリーでおいしくなる日本食
・肉じゃがは幻想のおふくろの味
・なんで肉じゃがはお母さん食堂のメニューにないのか? についての探求と考察
・恐竜の唐揚げ
・キノコ愛
・スーパーマーケットをめぐる冒険旅行
・むかしのコロッケ、みらいのコロッケ、まあるいコロッケ
・ドラもんがどら焼きの売り上げに及ぼした経済的効果について
・ホントは新商品じゃないけど、新商品に見せる編集・編曲の能力
・中高年はめざせ!中川屋嘉兵衛
・「ありがとう」の思いを込めた動物供養は、世界オンリーワンの日本の文化
・「世界屠畜紀行」の「屠る」と「食べる」
・人を食った話
・「おいしいケーキは年一度」の誓いと追憶のバタークリームデコレーションケーキ
・脳が知っている、豆腐小僧の食歴と健康食
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・ジャイアント馬場と大福とで創り出すアッポーな化学反応
・勤労感謝の日は農業感謝の日に
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★収録エッセイ(33編)
・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!
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・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?
・ロンドンのハムカツ
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・ハムカツの呪い
・脳が構築する「風味」:人間の食と世界観
・人間の歴史はチョコレート前とチョコレート後とに分かれる(かも)
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では、せっかくなのでここで1編試読をどうぞ。
●肉じゃがは幻想のおふくろの味
「肉じゃが作ってちゃぶだい」
ダンナやカレ氏にそう頼まれたことがある女性はどれくらいいるのだろう?
僕はおふくろもカミさんも肉じゃがが嫌いなので家で食べたことはほとんどない。おふくろの場合はもしかしたら子どもの頃、作ってくれたことがあるかもしれないけど思い出せないし、カミさんの場合は自信を持って「一度もない」と言い切れる。どうして嫌いなのか聞いたら「ジャガイモが半分煮崩れて汁や他の具材と混ざっているのが嫌」なのだそうだ。自分が嫌いなものだから作るはずがない。
と言って別に文句を言っているわけではない。僕もカレーのジャガイモやポテトサラダやフライドポテト、コロッケその他、基本的にジャガイモ料理は好物だが「おれは肉じゃがを食べた~い!と叫んだことはない。サトイモの煮っころがしは好きだけど、あの甘い醤油の汁はじゃがいもには合わないのだ。
思うに肉じゃがは日本が近代化して間もない貧しい時代、そして庶民も月に一度くらいは肉を食べられるようになった時代――明治とか大正に庶民の食卓で発展したおかずなのだ。一家のお母ちゃんがかまどの前に立ち、家族みんなで食べるには少なすぎる肉をどうやって食べるか思案し、そうだ、あのすき焼きのような味(当時は肉を使ったごちそうといえばすき焼きをおいて右に出る料理はなかった)のものにしよう、安い野菜と合わせて煮るんだ。そうだジャガイモがいい。ジャガイモを主役にすればお腹もいっぱいになるし、それにあまりものの玉ねぎやニンジンを入れて煮込めば・・・はい、出来上がり!
という感じでお母ちゃんが工夫を凝らして生まれた料理が肉じゃがなのだ。これがデン!と鉢に盛られて食卓の真ん中に置かれる。立ちのぼるほかほかとした湯気と、小さな家の中を満たす匂い。これ以上食欲をそそるものはない。
「いただきまーす!」
十人もいるような大家族がいっせいに競いあって食べる。
「こらノブオ!肉ばっかり選って食べるじゃない!」
母ちゃんのやさしく、あたたかい怒声が飛ぶ。他におかずと言えば漬物くらいしかないが肉は食えるし、ジャガイモでお腹はいっぱいになるし、今夜の家族は幸せだ。そんな時代が長く続き、肉じゃがは不動の「おふくろの味」となった。
しかし豊かになり、これだけ食べるものが豊富にある現在の日本で、この料理に強く心を惹かれる人はそんなに大勢いるのだろうか? 街の中の定食屋に入っても「肉じゃが定食」なんてお目にかかったことがない。食べるとしても副菜とか小鉢でつまむ程度で、もはやメインディッシュとなり得ない。古き貧しき日本の郷愁を具現化し、明治・大正・昭和のストーリーを背負った肉じゃが。ばあちゃんもおふくろもカミさんも誰も作らなくなったこの料理は「ファンタジー料理」「思い出料理」として今後も生き残っていけるのだろうか? その行く末をやさしく見守りたいと思う。
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ゆうべは仕事でZOOMを使ったオンライン会議(というか座談会)に参加しました。
Skypeで4人くらいで話したり
、ZOOMで1対1の打ち合わせなどは
やったことがありましたが、
大勢参加する会議に出たのは初めて。
ほぼ日本全国から20人近い人が参加して、
これはなかなか面白いなと思いました。
ホストの許可を得て録画。
終わるとPCのドキュメントに
自動的にファイルができる仕組みになっています。
なるほど、これは超便利。
ただ、そのファイル、1分ほどのテスト録画は
ちゃんとmp4のファイルになってるんですが、
肝心の会議の録画ファイルは
「dauble click to convert」となっていて、
いくらダブルクリックしても、
新たに「ビデオコンバート」というアプリを入れてみても
開けず困ってます。
誰か知ってる人がいたら教えてケロ。
こんなご時世なので、みんなZOOM会議、
さらにはZOOM飲み会に移行。
あっという間にテレワーク、テレあそび、テレ集まりが
普及しますね。
経済危機の中、このテレワーク需要はすさまじく、
パソコンやヘッドセットなどは飛ぶように売れています。
どこかのカリスマ事業家みたいに
「わたしはスマホひとつですべての仕事をやってます」
と言えればカッコいいけど、
一般人はやっぱりそうはいきません。
「テレワークスタート特集」と銘打ったサイトも
続々とできています。
皆さん、いままでプライベートオンリーだった自宅を
仕事場にしなくちゃならないので、
まず気分を盛り上げなくては、と考えるのでしょう。
それ用のデスク、テーブル、イス、ラックなども通販で
相当売り上げが伸びているようです。
こういうテレワーク周辺のものや、
ひきこもりに必要なものに関しては
「コロナ特需」とでも言えるのかなぁ。
それにしても、あまりに劇的な仕事の在り方の変容、
そして社会全体の変容。
もうすでに始まっていて、
これは誰にも止められないなと感じます。
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義母は週に3回、デイサービスに通っていますが、
さすがに今日からお休みにしました。
いちおう1カ月ということで。
スーパーやコンビニなどへ買い物に連れていくのも
やめて、もう毎日お散歩オンリーです。
以前はお店を見るのが好きだったのですが、
なんというか、認知症でわけのわからない分、
勘が働くのか、店に入りたいと言わなくなりました。
人間って不思議。
僕の言うことはきちんと従ってくれるので
助かっています。
また、おかげで今まで目を向けなかったものにも
目が行くようになりました。
いままでと違う暮らしになっても
面白いことを発見できるよう工夫しよう。
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4月の出版は「ロンドンのハムカツ」です。
「食」こそ、すべての文化のみなもと。
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日々の生活も深遠な思想・哲学も、
すべてがスープのように溶け込んでいる。
「食べる」を学び、遊び、
モグモグ語るおりべまことの面白エッセイ集。
自身のブログ「DAIHON屋のネタ帳」から
33編を厳選・リライト。
長い外出自粛期間。
お手持ちのスマホやタブレットにアプリを入れて
Kindle読み放題で読書に親しんでください。
ついでにおりべまことの本も覗いてみて。
内容
・お米と田んぼとお母ちゃんのニッポン!
・お米を研ぐ理由と人間の味と匂いの話
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・フツーのおにぎりでも日本のコメなら800円!?
・ロンドンのハムカツ
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・フランス革命とマカロン大統領と「パンがなければお菓子を食べろ」発言の真相
・ハムカツの呪い
・脳が構築する「風味」:人間の食と世界観
・人間の歴史はチョコレート前とチョコレート後とに分かれる(かも)
・幻想やストーリーでおいしくなる日本食
・肉じゃがは幻想のおふくろの味
・なんで肉じゃがはお母さん食堂のメニューにないのか? についての探求と考察
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・むかしのコロッケ、みらいのコロッケ、まあるいコロッケ
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経済的効果について
・ホントは新商品じゃないけど、
新商品に見せる編集・編曲の能力
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・「ありがとう」の思いを込めた動物供養は、
世界オンリーワンの日本の文化
・「世界屠畜紀行」の「屠る」と「食べる」
・人を食った話
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追憶のバタークリームデコレーションケーキ
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雪のように真っ白なごはん
また週末に無料キャンペーンやりますので、
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昨日は息子とZOOM会議をやりました。
歩いても30分そこそこの距離に住んでいますが、
たぶん夏までちゃんとした形では会えなさそうだな、
ということで。
まさかこんなことになるとは思わなかったしね。
大事な人たちとは会える時に会っておかないと後悔します。
人生は思いのほか短く、僕たちの持ち時間はそう多くない。
さて、息子との会議は与太話ですが、
劇的なテレワークへの移行で、仕事にもZOOMが大モテ。
ネット上ではまさにZOOM BOOMです。
不覚にもそれに気づかず、
今まで使っていたヘッドセットが相当くたびれているなと思って
近所の量販店に買いに行ったら、完全に売り切れていました。
通販サイトを観たら、こちらも在庫切れ続出。
1000円とか2000円の安いのはほとんどありません。
辛うじて3000円台のがあったので購入。
たぶん、これからはこうした遠隔取材・
遠隔ミーティングが多くなりそうです。
たしかに1時間の取材のために半日、1日かけて、
あるいは泊りで出かけるのは非効率。
お互い自宅やオフィスにいるままでできるのは
超便利です。
データを生産するだけならね。
ただ、アナログ人間としてはやっぱり
そこから何か大事なものが
失われていく、損なわれていくような気がしてならないんだよね。
効率的なのは、会社の仕事をこなすという観点からは
いいことだけど、
はたして個人の成長にとってはどうなのか?
僕は仕事って自分を成長させ、自分の世界を広げて、
より豊かにしてくれるものだと思っています。
お金はいただくけど、
結局、会社やお客様のためじゃなく、
自分のためにやっているんだなと思います。
だから、これからは
会社やお客様のためにはデジタルでチャチャっと効率的に。
自分のためにはアナログでじっくりたっぷり、
手をかけて足を使って回り道して・・・
みたいな使い分けをしていくのかも知れません。
ところで緊急事態宣言の中継を見て
いろいろコメントが出ているけど、
基本的にはきちんと受け入れて
協力したほうがいいんじゃないかな。
結果的にどうなるか、やってみなきゃわからない。
それこそ効率がいいかどうかなんて
考えちゃいられない。
みんなで1か月がんばれば何とかなる――
と信じて行動したほうがいい。
そのほうが社会のためになり、結局、自分のためになる。
「おれたちは神の子だ」
かつてロンドンの日本食レストランに勤めていた頃、
超右翼のシェフがいて、
日本人=神の子説を唱えつつ、天皇陛下を崇拝していました。
当時、身近にそんな人に会ったのは初めてだったんで、
びっくりしていました。
きょうはなぜかその彼の言葉が脳の奥底からよみがえってきた。
「日本人は神の子だ」
だからコロナにもやられない。
奇跡を信じている。
いよいよ日本も武漢やイタリアやニューヨークのような
事態に陥るのではないかと、世界の人たちが危惧しています。
そして、明日7日は、いよいよ東京や大阪や福岡に
緊急事態宣言が出されます。
しかし、それでも日本は大丈夫なんです。
政治家がどれだけピンボケなことをやってても、
国民がいくら危機感に乏しく、
いまだ夜の街を出歩いていても、
科学的・医学的根拠などゼロでも、
日本は大丈夫です。
このまま感染者も死者もちょこっとしか出ません。
あったかくなって、だんだん蒸し暑くなってきて、
なんとなく感染者が減っていって、
いつの間にか終息してもと通りになります。
だって日本人はみな神の子だから。
という楽観的、能天気、ハッピーエンドなシナリオを、
僕も頭のどこかに描いています。
とりあえず、しばらくは我慢。
明日を最後に義母のデイサービス通いも一時休止。
これからは毎日公園を散歩です。
散歩できるところに住んでいるだけでも
ありがたいと思っています。
そして、こうなったらもうあとは神頼み。
信ずれば免疫力もきっと上がる。
そう、日本人は神の子、
僕たちは神や仏に守られている、と信ずれば。
チェコの民話を読んでいたら、
チェコにもカッパがいた、ということが判明しました。
首都プラハの市街中心部には
ヴァルタヴァ川が流れています。
近年はクルーズ観光でも人気の川ですが、
その畔の一地域、ポドスカリー付近で
夕暮れ近くになるとカッパが出没し、
あたりをうろうろしていたらしいのです。
それどころか、プラハの街の中を堂々と
歩き回ることもあったらしく、
いつも緑色のマントを着て、
左の指をピチピチ鳴らしていたとか。
この“ピチピチ”という擬音が、
水かきのあるカッパらしくていいですね。
でも街の人たちはカッパを歓迎していたようです。
なにせこのカッパは客寄せの福の神。
カッパがお店に来ると、決まってその店は大繁盛したとか。
酒場に来て一杯やるのがお好きなようで、
日本のカッパは清酒ですが、
チェコのこのカッパはビールを飲むのだそうです。
カッパが来ると店のマスターは、どうぞどうぞと大喜び。
「緑の旦那が来てくれた。さあ、忙しくなるぞ!」
さて、このチェコガッパ、たぶん川の精とか、水の精を
翻訳者が「河童」と訳したのだと思います。
日本のカッパに似てるのかどうかは、
容姿についての描写がないのでよくわかりませんが、
「緑色のマント」とか、「緑の旦那」というくらいだから、
体色はグリーンで間違いなさそうです。
そしてなんとこのカッパには奥さんがいて、
彼女の名前が「サーラ」というのだそうです。
え、皿? 頭の?
日本のカッパとどれくらいリンクしているのか、
よくわからんけど面白い。
民話として語られるほど昔から
日本とチェコにつながりがあったのだろうか・・・。
もしかしたらかつては地下水脈でつながていたとか。
けど、遠すぎるなぁ。
そういえば先週だったか、
コロナウィルスでイタリアの経済活動が滞ったせいで
ベネチアの運河に魚やイルカがやってきた、
という記事を読んでびっくりしました。
人間の経済活動が停滞すると、
地球環境がよみがえるのか?
経済が死んでしまっては困るけど、
民話で語られているように、
かつて共存していた
地球各地の精霊やら妖怪やらが
この先、息を吹き返す可能性はあるかも知れません。
それに加えてチェコは、作家カレル・チャペックが
その作品「R.U.R」で
世界で初めてロボットをの生み出した国。
そう遠くない未来、
人間は生産活動の主役となるAI・ロボットと、
地球環境を守る精霊・妖怪との橋渡し的存在になるのだろうか?
(※参考文献:チェコスロバキアの民話「河童」より 大竹國広・訳編 恒文社 1980年刊)
半年くらい前だったと思いますが、
テレビで一般の人を対象に、
べーシックインカムについての
アンケート調査をしたところ、
否定的な意見が大半だった、と報じられていました。
そういうものがあると働かない人が増える
→日本の経済が悪くなるからダメと、
普通のまともな人たちは考えています、いう論調でした。
要は現・最高額紙幣のこの方が残したあの言葉が
いまだに多くの日本人を洗脳し続けているのだと思います。
・・・と書いていて、
確かあれはNHKのニュース番組じゃなかったか?
と記憶を掘り起こしました。
もしかしてべーシックインカムについての
議論が起こっているのに対し、政府が
「ほーらね、そんなものを導入しろなんて言ってるのは、
ごく一部の、労働を嫌がる怠け者たちだけですよ。
普通のまともな人たちは、当たり前のように反対なんです」
と暗にほのめかそうと、
有利な証拠を示すための報道ではなかったか、
つまり、ソフトな情報コントロールではなかったのか?
と勘ぐっています。
ただ、「働かざる者、食うべからず」の言葉に
大勢の日本人が縛られているのは事実です。
だけどそれはもう昔の話なんじゃないのか?
今回のコロナによる騒乱が起こるずっと前から、
貧富の差が拡大――というか、
お金が儲かる業界と、
そうでない業界との格差が広がっていました。
例えば福祉・介護の分野など、
生産性が高いか低いかと言われれば、
低いに決まっています。
でも社会的ニーズはすごく高い。
そこに従事する人たちは生産性が高いわけじゃないけど、
大勢必要、絶対必要、尊ぶべき大事な仕事なんです。
とっくにそういう社会にシフトしているのに、
いまだ富国強兵や高度経済成長時代の論理がまかり通り、
たくさんお金を儲ける人がえらいと、
大勢が思い込んでいるところに
根本的問題があると思います。
コロナによる騒乱は一つのきっかけです。
地球環境の激変による自然災害の脅威もあるし、
これからの社会は何が起こるかわからない。
何も起きないことを前提に経済が成長し、
世の中のスケジュールが組み立てらえれてきましたが、
もうそんなことは難しくなる。
「働かざる者、食うべからず」→
働かない、働けない、金儲けができないやつは死ね から
働けなくても(お金が儲かる仕事をしなくても)食えるよ へ。
ベーシックインカムが無理だというなら、
税金上げてもいいからすべての社会保障をタダにするとか、
検討すべき方策はあるのではないか?
給付金だかお肉券だかお魚券だか、
そんな一時的な処遇なんてほとんど意味ない。
ずっと続くものでなければ、
社会不安が消えることなんてあり得ません。
せっかく豊かな社会になって、
ひとりひとりの命が大事なんだ、と唱えるのなら、
国の舵を取る人たちは、あるいは、経済を牛耳る人たちは、
本気で検討すべきなのでないかな。
赤塚不二夫のマンガ「もーれつア太郎」に登場する
「ココロのボス」というタヌキのキャタラクターの、
「働かなくても食っていくのが僕の生き方だココロ!」
というセリフがよみがえった。
みんな、ココロのボスになって叫んでいいと思う。
生きていくのに必要なのは、お金じゃなくて、
自分の生き方、人の生き方を尊重する心だココロ。
むかし一緒に芝居をやった友だちが亡くなった。
横須賀までお葬式に行ってきた。
京急・横浜中央駅では、
電車が到着するたびに
山口百恵の「横須賀ストーリー」が鳴り響く。
そして駅前通りのベンチには
演奏に疲れたジャズミュージシャンが休んでいる。
僕が書いて彼が出たのは、
黄泉の国から生き返った子どもが
自分の母親を求めて旅をする。
その母親の血を吸えばこの世に生まれ変るのだが・・・
というダークファンタジー系の芝居だった。
「まむしの銀次」という芸名だった。
やくざっぽい名前でがんばっていたが、
ずいぶんとやさしい男だった。
彼の役はストリッパーのヒモだった、ような記憶がある。
ずいぶん昔のことで、その台本も頭の中にしか残ってないので、
細かいところは忘れてしまった。
現実の世界でそのストリッパー(役)の彼女と結婚した。
おもろい夫婦だったのに、
なんでだか不幸なことがあった。
棺の中に愛用の藍色の作務衣と
麦わら帽子を入れたら、
元気だったころの姿がよみがえった。
最後は出棺を手伝い、霊柩車を見送った。
58歳。僕より若い。
みんな、ウサギのようにピョンピョン跳ねて
人生のゴールにたどり着いてしまう。
僕はカメのようにノロノロしている上に、
ときどき昼寝しているので、
まだまだゴールは遠そうだ。
またそのうち、ウサギの葬式に付き合うのかも知れない。
「便りがないのは元気な証拠」なので、
この半月ばかり連絡していなかったが、
ちょっと気になって実家の母に電話した。
5分くらい話したが、どうもコロナウィルスのことなど
よくわかってないようだ。
「東京は大変なことになっとるのかねー。
けど名古屋はだいじょうぶだでよ」
んなわけねーだろ!
これだけ毎日朝から晩までテレビでニュースやってるのに
見とらんのか!
じつは母は肺も心臓もよくない。
肺炎で入院したこともある。
感染したらたぶんイチコロだ。
認知症ではないけど、こっちも半分ぼけてる。
てか、もう浮世のことなど超越しているのか?
高齢者はリスクが高いというけど、
こうなるともう本人にとってはリスクもくそもない。
一緒に暮らしている義母も
コロナのことなんてわからない。
だからマスクもほとんどしたことない。
知らぬが仏。
ある意味、幸せなことだ。
80代・90代の何割かはウィルスごときで
動じない生き仏なのかもしれない。
時々、本を書きたいんだけど・・・
と相談を受けることがあります。
いきなりドカン!とまとめて書くのは、
ほかに仕事がなくて、
よほどヒマにしている人じゃないと無理です。
そういう人は、本にするという目標を持って
地道にコツコツ、ブログに書いていくといいと思います。
ああして、こうしてと、
最初から構成を立てたりすると苦しくなるので、
「材料づくり」という気持ちで書くといいと思います。
どうせあとからリライトしなくてはいけないので、
楽しく書いたほうがいいし、
そもそも本を出したいという人は
書くことが好きな人だと思うので、できるはずです。
SNSでもいいけど、
ふつうの日記や友達とのおしゃべりみたいな文章だと、
本にするのは難しいです。
人に読んでもらうという意識を持って、
本にするときは何となくこんな感じ、みたいな
心の地図を開きながらやっていきましょう。
たとえば3日に1本、1,000字の記事を書けば、
1ヶ月に10,000字書いたことになります。
3カ月で30,000字。
30,000字は400字詰め原稿用紙にして約80枚。
もちろん、内容と自分の納得・こだわり次第だけど、
これだけあれば立派に1冊できます。
ちなみに電子出版では字数の制限がありません。
極端なこと言えば、
数文字、俳句一句載せただけでも本にできます。
というわけで、
4月の電子出版は「ロンドンのハムカツ」。
ブログで書いたエッセイを編集したもので、その第1弾。
「食べる」をテーマにしたお話を35編収録しました。
きょう1日にUPする予定でしたが、
ひとつひとつリライトしたり、画像を選別しなおしていたら
けっこう手間取って、
まだレイアウトなどの細かい調整と、誤字脱字の最終チェック、
紹介文の作成など、いろいろ作業が残っています。
審査もあるので、UPは来週になると思います。
昔話、笑える話、社会問題、人類の起源から未来まで、
食べ物、料理、食べることをネタに展開する面白エッセイです。
●おりべまこと電子書籍
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