年末の認知症ミステリー

 

クリスマス前から年内UPの仕事に追われ、

なんとか完了。

年賀状も書き終え、大掃除も本日昼過ぎに終えた。

豆を煮て、花を飾ったところへ、

夕方、息子がお年賀を持ってやってきた。

やれやれ、やっと落ち着いて正月を迎えられる・・・

と思って義母の帰りを待っていた矢先、

デイサービスのスタッフがひとりで来て、

「すみません。車から降りないんです」。

驚いて見に行くと、

がんとして後部座席に座ったままの義母。

 

「さあ、いっしょに晩ごはん食べよう」

と言っても、心を開かない。

仕方なく、スタッフがひと回りして戻ってくると、

やっと応じて車を降りた。

その後はいつもと変わることなく、

いっしょにご飯を食べて床に就く。

食欲に支配されているので、

ふだんは家にいない息子(彼女には孫)が

来ていることにも頓着しない。

というか、そもそも気付いていない。

 

じつは2日前、別のデイサービスの帰りでも

同じことがあった。

これまでいっしょに暮らして5年半、

こんな振る舞いは一度もなかったのだが。

どういう心の動きがあるのだろうか?

 

1年が終わることをどこかで察知して、

無意識のうちに不安になっているのだろうか?

認知症の不思議な現象は、どこからともなく降ってくる。