懐メロAGAIN3:太陽がくれた季節/青い三角定規

 

テレビドラマ「飛びだせ!青春」の主題歌で

1972年の大ヒット曲。

当時の「青春教」のテーマソングと言えるかもしれない。

僕も中1で声にぶち当たり、すっかり洗脳された。

ロックを聴くようになってからは、

なんだか恥ずかしくて聴けなかったのだが、

何十年ぶりかにちゃんと聴いてみると、

とても良い歌だ。

 

この歌から50年余りが経ち、

豊かで平和なニッポンでは、

齢など関係なく、誰もがためらうことなく

「青春」を謳歌できる社会になった。

 

たとえば、子育てを終えたお母さんは、

精神だけなら18歳の娘と同級生になったって

とがめられない。

社会人として最低限のルールさえ守っていれば、

自分のその時の気分や都合で

大人と子供を行ったり来たりもできる。

 

50代・60代・70代でも

精神年齢は10代・20代でいられるし、

また、そうした在り方が奨励されたりもする。

(あなたはどうですか?)

 

人生100年時代は、一生青春時代。

でもこれって考え直すと、

いつまでもずっと思春期が続くということ。

 

生活環境も価値観も

めまぐるしく変わっていくこの世界で

僕たちはどう生きるのか?

君たちはどう生きたいのか?

鬱陶しい悩みを抱えて、

死ぬまで歩き続ける覚悟をしなくちゃならないかもね。

 

 

20世紀ポップミュージックの回想・妄想・新発見!

 

音楽エッセイ集

週末の懐メロ 第6巻

9月23日(月・祝)まで

無料キャンペーン実施中!