いろいろあるけど春休み。
子ども時代・学生時代を振り返ると、
長期休暇のうち、春休みがいちばん思い出深い。
夏休みは冗長で中だるみがあるし
(今は40日くらいすぐに過ぎちゃうけど)、
冬休みは年末年始で家で過ごす機会が多い。
それに対して春休みは進級・進学を控えているせいか、
それまで同じクラス・同じ学校だった仲間と
離れてしまうみたいなこともあって、
楽しくのびのびできるんだけど、
そこはかとない切なさがそよぐ春風に混じっていた。
春休みは、いわば人生の階段をのぼる途中の
小さな踊り場なのだろう。
なぜ階段の途中に「踊り場」があるかというと、
方向転換や、小休止、転落の危険を緩和するためだ。
そうなのだ。
子どもでも大人でもこういう場所は必要だ。
そしてせっかく踊り場に来たのなら、
階段を上ったり下りたりすることはちょっと忘れて、
踊っちゃおう。
からだもこころもちょっと踊ってリフレッシュ。
おりべまこと電子書籍 続・春休み無料キャンペーン7Days
おとなも楽しい少年少女小説 長編4作を0円で。
パート1:3月25日(月)16:00~28日(木)15:59
★いたちのいのち
カナコは10歳。小学4年生。
一人娘の子育てに悩まされながら、
生活を支えるのに忙しい母親のマヨと
二人暮らしをしている。
しかしもう一人というか一匹、
いっしょに暮らす同居者がいる。
その名は「イタチ」。ペットのフェレットだ。
学校でも家でも口をきかないカナコにとって、
イタチは唯一、心を開いて話ができる親友であり家族だ。
子どもからちょっとおとなに変わっていくカナコと、
そのそばで天使の目を持ったまま生きる
フェレットのイタチ。
それぞれの視点から代わる代わる、
日常生活とその中で起こる事件の数々、
そして、ふたりの別れまでのストーリーを描く。
表紙イラストは「ほっと・ペットクリニック」
「あしたはハッピードッグ」など、
動物もの作品を多数発表している漫画家・麻乃真純が制作。
★ちち、ちぢむ
ケントの11歳の誕生日、
プレゼントを持ってきてくれるはずだったお父さんは、
身長9センチの「ちっちゃいおじさん」になって現れた。
どうしてお父さんは小さくちぢんでしまったのか?
いや、じつはお父さんだけではない。
今、社会の役に立たなくなった男たちが、
ある日突然、カエルサイズにちぢんでしまう
怪現象が多発している。
将来、生物学者をめざすケントは、
「ちぢむ男=ちっちゃいおじさん」は、
やりたい放題のホモサピエンスを
これ以上のさばらせないという
地球の意志によって生まれているのではないかと推理する。
アベコベ親子の奮闘を描く奇々怪々でユーモラスな物語。
この機会にぜひ手に取ってみてね。
コメントをお書きください