この話の主人公のリコは、やたら何度も泣き、
母親や友だちを抱きしめ、むやみに走ったりする。
ちょっと多過ぎるなぁと思って、
推敲しながら何度か、どこか削ろうとしたがだめだった。
彼女の自然な感情を潰すわけにはいかない。
きっとこの3つが僕が齢を取るうちに失ったものだ。
ま、女の子じゃないので、
もともと泣いたりハグしたりはできないが。
「走る」については、
ほぼ毎日、ちょこちょこ川沿いを走ってはいるが、
あくまで健康保持という
理性的な目的をもってやっていること。
内から湧きあがる何かに突き上げられてとか、
感情がさく裂するのに任せてとか、
ただ単に楽しくて走り出すなんてことは
とっくの昔に忘れてしまった。
べつに哀しくも寂しくもないが、
そういう幼さ・若さはちょっと羨ましく思うことはある。
「今はまだ地球がふるさと」/おりべまこと
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14歳の女の子の夢と想像と現実が入り混じった
日常生活を描く
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