おりべまこと「再読・風の歌を聴け」
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残り1日 11月30日(木)16:59まで。
毎日コツコツ10頁の原稿を書く。
最後まで辿り着いたら、しばらく休んで
もう一度、最初から書き直す。また休む。
そしてまた納得がいくまで書きなおし、
これでいいかと思ったら読んでもらって
指摘を受けたらそこをまた書き直す。
齢を取ってから村上春樹のそうした書き方・生き方を
いいなと思うようになった。
もっと前からできていたらよかったのだろうが、
若い頃はそんなふうに考えられなかった。
そんな話を聞いただけでうんざりした。
いま若い人も恐らくそう思う人が大半だと思うが、
もしできれば気が付くといい。
平凡な日々、平凡な作業の積み重ねが、
非凡な結果を生み出すことがある。
そうして生まれた村上春樹の小説には
いろんな哲学が秘められている。
それを読み解くのが楽しい。
今は間違っていたことを素直にを認めて
気力・体力が続くまでコツコツやりなおすだけである。
もくじ
●村上春樹の初期作品を再読する「風の歌を聴け」
●村上春樹の初期作品を再読する「1973年のピンボール」
●村上春樹の初期作品を再読する「羊をめぐる冒険」
●村上春樹の初期作品を再読する
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
●少したってまた村上春樹の初期作品を再読する
「ノルウェイの森」
●「海辺のカフカ」迷子の猫とネコ探し名人ナカタさん
●「アフターダーク」生きていく燃料としての記憶
●「1Q84」のタマルとミケランジェロ
●「騎士団長殺し」の免色渉と子ども
●2018年の4月に「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読んだ
●結婚記念日と「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
●2020年の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と新型コロナウィルスに犯された後の世界
●40年目の「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」について
●4月のある雨の朝に100パーセントの川岸から 小舟を漕ぎ出すことについて
●早春に目覚めたカエルと「かえるくん」について
●小説を読むように楽しむ映画「ドライブ・マイ・カー」
●村上春樹のエッセイ「猫を棄てる」と父親史について
●村上春樹はみんなに「読書は創造活動」と気づかせた作家
●「街とその不確かな壁」:そこは現代人の魂の拠りどころ
全21編採録
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