谷村新司さんが亡くなった。
正直、アリスの歌も、谷村さんの歌も
あまり好きじゃなかったので特に思い入れはないが、
テレビの追悼ニュースなど見ていると、
やはりなんともいえないものを感じる。
今年はYMOの高橋さん・坂本さんが
相次いで亡くなった。
それとともに長年、芸能界で大きな影響力を持っていた
ジャニーズ事務所が終焉した。
こうした芸能・アート関係の
新陳代謝を目の当たりにして、
昭和が一気に遠くなったという感じがする。
最近はテレビでもネットでも
やたら昭和コンテンツが増殖して、
ブームになっているとか言ってるけど、
なんだか嘘くさくて胡散臭い。気持ち悪い。
はっきり言ってもう「昭和」は賞味期限切れだ。
来年早々、「昭和99年の思い出ピクニック」
という本を出そうと思っているが、
これを出し、再来年、昭和100年になったら
昭和を卒業しようと思う。
と言っても実際はできるわけないことはわかっている。
でも、これからはあくまで昭和の文化を
未来への「資産」として見做す視点を持てないと、
ただの懐かしがり屋さん、
ただ終わりを待つだけの老人になっていくだろう。
新刊「叔母Q」
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本日10月17日(火)16:59まで
叔母の温子(ながこ)はロサンゼルスの下町のアパートで孤独のうちに死んだ。
リトルトーキョーの小さな葬儀屋の一室で彼女の遺骨を受け取った甥の「わたし」は供養のために、可愛がってくれた叔母と昭和の家族についての話を葬儀屋に語る。短編。2万3千字。
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