今年もハロウィンが近づき、
街中どこもかしこもオバケだらけになってきた。
オバケを怖がる子どもは多いが、
オバケの絵はみんな描きたがる。
誰でも描けちゃうのがオバケの魅力。
息子がチビの頃、小学校のハロウィン大会で
鬼太郎の目玉おやじの人形を肩にのっけて、
自分おオデコにも目玉を描いて登校したのを思い出した。
僕が子どもの頃は、オバケと言えば
藤子不二雄の「オバQ」だった。
雑誌にオバQの似顔絵を投稿して当選し、
マルチ定規(?)みたいな文具を景品として
もらって、めっちゃうれしかった。
ドラえもんみたいに助けてくれるわけでもなく、
何か役に立つわけでもなく、
ただ大飯食らって、お騒がせするだけのオバQは
今でも大好きである。
GHQ、オバQ、ウルトラQ。
「Q」は昭和世代のQワード。ではなく、キーワード。
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