夏は短く、人生も短い

真夏。川沿いの道、木々の間を歩くと、

セミの命の限りの鳴きっぷりに心打たれる。

 

今日は台風の影響で朝から断続的に

土砂降りになっているが、

その短いやみ間、晴れ間を有効活用して

セミは懸命に鳴く。

5分、10分の時間も無駄にするものかという姿勢は

チョコザップみたいだ。

 

そのセミも先週あたりから選手交代が目立つようになった。

道端には命尽きたアブラゼミがコロコロ転がるようになり、

代わりにツクツクボウシの鳴き声が混じって来た。

朝早くと夕方遅くはヒグラシの独特の鳴き声も響く。

ヒグラシのゆったり伸るような声を聞くと、

なぜか怪談を連想する。

 

まだまだ暑いけど、

ツクツクボウシとヒグラシの声が増えると、

夏も後半に入ったなという感じがする。

 

長いと思っていた夏休みも半分終わり、

後半戦に入るとあっという間に過ぎ去る。

人生も同じく、後半戦に入ったと思ったら、

光陰矢の如し。

セミのように短い命を鳴き通そう。

 

親子で読もう!おりべまこと11日間連続 

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いたちのいのち

8月14日(月)15時59分まで

 

小学生の女の子カナコと、彼女が世話をしているフェレットとの楽しいお話。

夏休みの読書感想文にもどうぞ。