僕たち70年代の若者は、みんなこの曲で踊り狂って、
精神が宇宙まですっ飛んで行っていた。
日本における70年代ディスコミュージックの代表曲、
アース・ウィンド&ファイアーの「宇宙のファンタジー」。
1977年リリースのアルバム『太陽神』からの
シングルカット。
アース・ウィンド&ファイアーは、
ファンクを主軸にしたポップミュージックの
金字塔を打ち立てたスーパーバンドで、
当時、世界中を席巻した。
なぜかアメリカではあまり売れなかったらしいが、
日本ではEWFと言えば、
やはり「セプテンバー」とこの曲だ。
ディスコでかかると、ミラーボールがギュンギュン回り、
照明が点滅して、フロアは宇宙空間に早変わりして、
僕らはみんなスペーストラベラーだった。
いやー、アホみたいに汗をかきかき踊った踊った。
作詞・作曲はバンドリーダーで、
ドラム&ヴォーカルのモーリス・ホワイト。
当時はなんにも考えすに踊っていたが、
歌詞は超ポジティブ&超スピリチュアルだ。
♪ 誰の心の中にも宇宙がある
世界に消されることのないファンタジーがある
僕らの船 ファンタジー号に乗り込もう
君の夢はすべて叶うんだ 今すぐに
あらゆる思考は夢であり
流れの中を駆け抜けて行き
僕たちの王国に命をもたらすだろう
滑走しろ 大きく足を踏み出して
その風と共に 空へ飛び立ち
唇に微笑みを浮かべ 言うんだ
僕は自由なのだと
今 自分の道を歩んでいると ♪
引き寄せてる、引き寄せてる
これを引き寄せの術と言わずして何と呼ぼう。
このライブの後半ではバンドのメンバーは
全員テンション上がりまくって、
宇宙までピョンピョン飛んでいる。
笑っちゃうけど楽しいぞ、最高だぞ。
へんな自己啓発セミナーに通ったり、
わけのわからない引き寄せ法則の勉強なんぞにハマって
おカネをはたいているぐらいなら、
毎日繰り返し、この「宇宙のファンタジー」を
聴いて、歌って、踊っていたほうが
よっぽど自己発見できるよ。
気分は上がって元気が出るし、
それでもって、またみんなでディスコに行きたいね。
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