週末の懐メロ145:宇宙のファンタジー/アース・ウィンド&ファイアー

 

僕たち70年代の若者は、みんなこの曲で踊り狂って、

精神が宇宙まですっ飛んで行っていた。

日本における70年代ディスコミュージックの代表曲、

アース・ウィンド&ファイアーの「宇宙のファンタジー」。

1977年リリースのアルバム『太陽神』からの

シングルカット。

 

アース・ウィンド&ファイアーは、

ファンクを主軸にしたポップミュージックの

金字塔を打ち立てたスーパーバンドで、

当時、世界中を席巻した。

 

なぜかアメリカではあまり売れなかったらしいが、

日本ではEWFと言えば、

やはり「セプテンバー」とこの曲だ。

ディスコでかかると、ミラーボールがギュンギュン回り、

照明が点滅して、フロアは宇宙空間に早変わりして、

僕らはみんなスペーストラベラーだった。

いやー、アホみたいに汗をかきかき踊った踊った。

 

作詞・作曲はバンドリーダーで、

ドラム&ヴォーカルのモーリス・ホワイト。

当時はなんにも考えすに踊っていたが、

歌詞は超ポジティブ&超スピリチュアルだ。

 

♪ 誰の心の中にも宇宙がある

世界に消されることのないファンタジーがある

 

僕らの船 ファンタジー号に乗り込もう 

君の夢はすべて叶うんだ 今すぐに

 

あらゆる思考は夢であり

流れの中を駆け抜けて行き

僕たちの王国に命をもたらすだろう

 

滑走しろ 大きく足を踏み出して

その風と共に 空へ飛び立ち

唇に微笑みを浮かべ 言うんだ

僕は自由なのだと

今 自分の道を歩んでいると ♪

 

引き寄せてる、引き寄せてる

これを引き寄せの術と言わずして何と呼ぼう。

このライブの後半ではバンドのメンバーは

全員テンション上がりまくって、

宇宙までピョンピョン飛んでいる。

笑っちゃうけど楽しいぞ、最高だぞ。

 

へんな自己啓発セミナーに通ったり、

わけのわからない引き寄せ法則の勉強なんぞにハマって

おカネをはたいているぐらいなら、

毎日繰り返し、この「宇宙のファンタジー」を

聴いて、歌って、踊っていたほうが

よっぽど自己発見できるよ。

気分は上がって元気が出るし、

それでもって、またみんなでディスコに行きたいね。