美野原御膳と日本の里山

 

ふきのとうをはじめとする山菜天ぷらと

しこしこした上州うどん。

つゆはあっさりしていて、そこにいりごまを入れて

少しこうばしくして、つるつる食べる。

漬物・サラダ・しそごはんなどいろいろついてて、

デザートは、あんこのたっぷりかかったわらび餅。

 

美野原茶屋(みのばらぢゃや)は、

群馬県中之条町にある。

うれしくなるくらい「いなか~」という感じの食堂。

今日はこの近辺の葬儀屋さんを取材に来て、

お昼におすすめのところは?と聞いて、

連れてきてもらった。

 

「美野原」というのは正式な住所ではないが、

この地域は地元では昔からそう呼ばれているそうで、

その名の通り、山々に囲まれた美しい里山。

まさしく「日本のふるさと」と呼びたいところ。

 

幸運にも山桜が満開で、

あちこちがピンクに萌えている。

そしてその手前に咲き乱れる一面の菜の花。

さらに道路沿いにはずーっと限りなく

黄色い水仙の花の群れが並んで咲いている。

 

最寄り駅はJR中之条か、

上越新幹線・上毛高原駅。

季節に応じて「日本のふるさと」が楽しめる。

近くに草津温泉や伊香保温泉があるせいか、

あまり観光に力を入れている気配もなく、

かえって田舎感を思う存分、満喫できる。

温泉もあるようなので、

機会があればぜひ訪れてほしいところ。