1982年リリース。
ソウルとポップのベストブレンドを狙った
ダリル・ホールとジョン・オーツのデュオは
80年代前半にヒット曲を連発。
ポピュラー音楽史上最も売れたデュオとさえ言われる。
当時、僕は「プライベート・アイズ」という曲が好きで、
自分の芝居のテーマ曲に使ったりもしたが、
ホール&オーツ自体はそれほど大好きというわけではなく、
流行ってたからよく聴いてた、という程度。
もう何十年も聴いていなかったし、
正直、ほとんど忘れていたのだが、
この曲の独特の揺らめくような心地よいリズムは
なんだか耳の底に残っていた。
今回、このライブパフォーマンスを見て
改めてホール&オーツの音楽のクオリティの高さを実感。
齢を取ってよかったじゃん!
と思わずいいたくなるほど魅力的な演奏。
めっちゃシブくてダンディで、
若い頃より断然カッコいい。
10年近く前のライブらしいが、
ダリル・ホールも、ジョン・オーツも、
もちろんとっくに還暦を過ぎてて、
シニアならではの、
深くて芳醇なモルトウィスキーみたいな
味わいをたっぷり聴かせてくれる。
盛り上げるバックも素晴らしいの一言。
特に中盤以降のサックスを中心としたジャージーな展開は、
極上の酔い心地で、これはもうたまらない。
秋の夜長にぴったりの揺らめくリズムに
そのまま揺られて、いつまでも踊っていたくなる。
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