「今年の夏は行けるでぇ~!
3年ぶりに大爆発~」
と、1か月前は誰もが思っていた。
むしろ猛暑による熱中症のほうが
よっぽどコロナより脅威に思われていたが、
あっさり形勢大逆転。
「コロナなんか終わってるのに、クソ暑い中、
いまだマスクしてるアホ真面目民族」
などと揶揄されていた日本国民が一転、
きょうは「日本の感染者増加率、世界一!」と
センセーショナルに報道されてしまって、
あのアホ真面目振りは何だったの?と、
むなしさを感じている人も少なくないようだ。
欧米なんかはもはやコロナは風邪扱いで、
感染者のカウントすらしてないのだから、
そんな比較に何の意味もないのだが、
人と比べ合って一喜一憂する国民性は
いかんともしがたいようだ。
日本でも欧米同様、「ウィズ・コロナ」を目指し、
社会活動・経済活動を優先して、
コロナをインフルエンザなどと同じ5類扱いにしろ、
という声が前々から出ている。
しかし当然、法律上で分類を書き替えれば
OKというわけでなく、
いろいろそのための準備・手続き・体制づくりが
必要なのだが、落ち着いている間も、
岸田内閣は放置・無視・無策状態で、
何もやってなかった。
ロシアのウクライナ侵攻、物価の高騰と円安、
さらに参院選に安倍元首相の銃撃事件と、
いろいろあったから忙しかったんですよ~。
――というのは何の言い訳にもならない。
医療崩壊が起こり、社会インフラに支障が出る
今の状況で「じゃあ明日から5類にします」なんて
言えるわけもないので、
なんとか対策を打ってもらいたいが、
この夏、いったいどうするのか?
社会・経済のために行動制限しないのはいいが、
報道されている通り、医療体制がやばいのなら、
どこかに出かけるのに躊躇する人が増えるのも
しかたがない。
交通事故や水難事故などに遭ってケガしたり、
熱中症にやられたりしても、ヘタすると医療に
お世話になれない可能性は高い。
イベントの中止も相次いでいる。
杉並名物の阿佐ヶ谷七夕祭りも、
高円寺阿波踊りも結局3年連続中止。
(阿波踊りは昨年同様、8月27 日・28 日に
「座・高円寺」で屋内舞台公演を実施)
ちなみに写真は2019年のものです。
伝統的なイベントも3年連続でやらないと、
復活させようにも運営体制をもとに戻すのが大変だ。
そのまま消え失せてしまう行事も出てくるだろう。
個人的にはリアルな旅行とかイベント参加など、
どこか出かけるのは波が去った後に、
と無責任に考えているが、
主催者側はそうもいかないだろう。
お盆が過ぎる頃には落ち着いてほしいが、
「コロナはただの風邪だよ、心配しなくても平気だよ」
と言い切れるのは、いつの日になるのか?
コメントをお書きください