エンディングライターとして2016年から雑誌・ウェブサイト(葬儀・供養業界の専門誌)で記事を書いています。
その取材の過程で拾った諸々のエピソード、
記事上では公開しなかった情報・感想などを
中心に綴ってきた、
人生のエンディングにまつわるエッセイを
1冊にまとめました。
(2020年以降のものは続刊で刊行予定)
エンディングは
「何を大切にし、自分にとって幸福とは何で、
そのためにどう生きていくか」といった、
普遍的で本質的な問いが集約される分野です。
しかし、些事に追われる忙しない常識的な日常では、
なかなか話題にもできません。
出来れば遠ざけたいもの、
ずっと知らないフリをしていたい「死」。
しかし、すべての人がいつかは関わらなくてはならない「死」の話。
それについて自分は本当はどう考えているのか、
他の人はどう感じているのか――
そんな対話をしてみたい人のネタに使っていただき、
どうせいつかは向き合わなくてはならない死に
心を慣らすのにお役に立てていただければ幸いです。
また、子どもや若者で、
じつはとっても死に興味があるという人。
あなたは別に異常でも何でもなく、
「死があるからこそ生が輝く」という
人生の本質を知る人です。
そんな人にとっても心の糧にしていただきたい本です。
自身のブログ「台本屋のネタ帳」2016~2019年から39編を厳選・リライトして収録しています。
もくじ
・死ぬまでジタバタしようぜ:
「老い」を楽しんだ蜷川幸雄さん
・エンディング時代の遺産相続を考える
・マタギの里の大往生
・西城秀樹さん葬儀:青春の同窓会
・孤独死の現場・ゴミ屋敷の実態をミニチュアで見せる
・高齢者を書くということについて
・百年ライフの条件と自分ストーリー
・死後のサイバー空間の存在証明と(お金にならない)財産の行方
・喪中はがきと終活年賀状 ほか ¥300
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