いつも思っている。
しっかり死生観を持って生きることが大事なのだ、と。
ただ働いてカネを稼ぐだけで
擦り切れて死んでいくなんていやだ。
自分の命を使い捨てにするのはまっぴらごめんだ。
いつも心の中でそう唱えていないと、
毎日の生活と情報の波に揉まれて本当に擦り切れていく。
名古屋の母に会ったのが、
思ったより精神的ダメージになっていて、
戻ってきてから数日テンションがダウンし、
ネガティブ思考が頭の中を支配した。
そんな中で今日はエンディング関係の取材の
ダブルヘッダー。
午前は恵比寿でお寺のサポート事業をやっている法人。
午後は巣鴨でメタバース(バーチャル空間)の
お墓(供養コンテンツ)を開発しているベンチャー。
どちらも永久保存したいほど充実した、
未来志向の面白い話で、
予定の倍以上の時間を使うほど感動的だった。
ネガティブ思考もすっかり回復した。
これからメディアの記事にするので、
詳しいことは書けないが、
人々の死生観が変わることで、
これからの葬儀供養の在り方は大きく変わる可能性がある。
そして僕たちは、文学的・芸術的な意味でなら
個人が永遠の生を獲得するのも
不可能でないのだなぁとさえ思った。
こうして死生観について考える仕事に携われることに
感謝と喜びを感じた一日。
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