1963年リリース。
今や世界的な人気、大瀧詠一や山下達郎に代表される
80年代ジャパニーズ・シティポップの
良きお手本になったとも言われるラブリーな楽曲。
ザ・ロネッツは、リードヴォーカルのベロニカと姉、
従姉の三人組。
彼女らは最初、「ダーリン・シスターズ」という名前
でデビューしたが、鳴かず飛ばずだった。
そんな時、さっそうと現れたのが、
音楽プロデューサーのフィル・スペクターである。
当時のヒットメーカーと組み、
グループ名を変えてこの曲を歌ったら大ヒットとなった。
当時のヒットもさることながら、
良い曲は時を超えて成長する。
その後も1960年代アメリカンポップスの代表曲として
時代ごとに歌い継がれ、聴き継がれており、
後世のミュージシャンに与えた影響は計り知れない。
僕も当然、リアルタイムでは知らず、
20歳ごろにアメリカン・オールディーズを編集した
レコードで聴いて好きになった。
すでにもうその頃から懐メロだったわけだが、
1980年代でも、2000年代でも、
そして今聴いてもめっちゃ新鮮に響く。
つい最近までモノクロだったこの映像も、
現代のテクノロジーのおかげで、
いつの間にやら「総天然色」に進化。
僕が子どもの頃は、まだ白黒のテレビ番組が多かったので、
新聞のラテ欄を見るとカラーの番組は題名の頭に
「カラー」とか「C」とかいうマークがついていたが、
そんなことを思いださせる風合いもなつか楽しい。
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