気楽な神様に気軽にありがとう

 

義母を連れて、大宮八幡宮の茅の輪・笹の輪くぐりへ。

「今年も無事に生きてました。

ありがとうございました」とお礼。

 

たぶん大半の日本人がそうだと思うが、

僕はかなりいい加減に神様・仏様と付き合っている。

でもそれでいい。

宗教と言うのは、

あんまり熱心な信者になってはいけないと思う。

 

若い頃は願掛けばかりで功利的に付き合っていても、

日本の神様・仏様は許してくれるものだ。

それは自分勝手な人間ほど、

年を取るとともに神様・仏様のありがたさに気付くからだ。

 

日本の神様・仏様はちゃんとそれをお見通しである。

だから他の宗教みたいに厳格に教えを守らなくていい。

お気楽に拝んだり、お気軽にお願いしたりできたりする

日本の神様・仏様こそが

世界のスタンダード宗教になればいいと思う。

 

ところで初詣はともかく、神社やお寺に通うなんて、

なんか年寄り臭いと思っていたが、

年を取るとともに、

だんだん自然と足が向くようになってきた。

 

人間はやっぱり「年寄り」と呼ばれるようになるくらいまで

生きた方がいい。

「若い頃はああだった、こうだった」と

振り返るくらいまで生きないと、

人生をしっかり楽しんだことにならない。

 

「もう死にたい」と思ったことさえ、

笑い飛ばせるようにならないと、

人間をやった甲斐がない。

人生の醍醐味はアフター還暦からである。

 

それにしても神様にお礼を言ったはいいものの、

あと5日を残すのみで、仕事も終わってない、

掃除も片付けも終わってない。

本当に終わらせられるのか?

もう一度、ギリギリ大みそかにもう一度来ないとだめかも。