オリンピックはコロナ無限トンネルの一瞬のオアシスなのか?

 

昨日はワクチン2回目接種の日だった。

ちょうど出かける時間が、

五輪の女子スケボーパーク決勝と当たってしまっていた。

 

最後のスカイ選手と岡本選手の滑りまで

見ずには出て行けなくなった。

 

岡本転倒。残念!

メダルは獲れなかったけど、

技術は上の3人より上だというのは

素人が見ても分かる。

 

平均点ではなく、最高点で競うので

とにかくみんなガンガンチャレンジする。

3回目はいちかばちかの賭けで転倒続出。

 

でも一発逆転を狙って

思い切りチャレンジできるというのは素晴らしい。

 

それにスケボーは遊びの延長みたいな感じでやっているから

国籍問わず、遊び仲間同士でほめあったり、

慰め合ったりしているのが

見ていてとても気持ちよかった。

 

元来、スポーツはこういうものだった。

それが発展すると

国力争いの代理戦争みたいになってしまう。

そして自分を含めて、それを楽しむ人々が大勢いる

…と思うと、ちょっと複雑で矛盾した気分。

 

日本はスケボーめっちゃ強いじゃんか、

金メダルめちゃいっぱい取れるじゃんか、

ときがついたお偉いさんたちが

オリンピックのために強化選手養成

――みたいなことにならなきゃいいけど、と思う。

 

でも今回作ったスケボー会場は

選手の活躍のおかげで

終わった後、取り壊される予定だったのが

残されることになったとか。

それはめでたい。

 

というわけで遅刻しそうになって。

灼熱の太陽の中、慌ててチャリを飛ばし接種会場へ。

 

ぎりぎりセーフで、

特にドラマもトラブルもなく、

平凡にワクチン2回目接種完了。

こっちはドラマなんてないほうがいい。

 

それにしてもコロナワクチンより、

オリンピックを優先していた自分がいた。

理念を無視した、利権優先のオリンピックに

ブーイングを飛ばしていたが、

実際に開かれると、やっぱオリンピック面白いな~、

自分の国や文化をアピールしたり、

人権をアピールしたりするために、

世界のためには、やっぱりこういうイベントが

必要なんじゃないかな~

と思ってしまう。

 

多くの日本人は多かれ少なかれ、

僕と同じ気持ちなのではないだろうか?

 

でも、いまはまだ夢の中ということなのだろうか。

終わった後、感染拡大・医療崩壊の現実を突きつけられ、

再びコロナ無限トンネルが始まるかもしれないと思うと、

けっこう怖い。