小学生の頃、平山三紀の歌声に初めて大人の女性を感じた、
「セクシー」という言葉はその当時
まだ知らなかったと思うが、
そのお洒落で色っぽい声にしびれていた。
「希望の旅」と「真夏の出来事」は
あの時代の歌謡ポップスの中で最も印象深い2曲だ。
という思い出が、つい1週間ほど前によみがえった。
ちょうど50年前、1971年の夏の大ヒット
「真夏の出来事」を久しぶりに聴いてみようと検索したら、
オリジナルとともに出てきたのが
この代官山ミラクルキャバレーによる
スウィングジャズバージョン。
グループを率いているのは、
なんとご本家の平山みき(芸名をひらがなに改名していた)
なので、超びっくり。
お齢は僕より10歳は上のはずだが、
依然として色っぽくて可愛くて、
歌声も歌い方も50年前のまま。
美脚・胸元ガン見せの女の子たち、
迫力満点のドラッグクイーンのおねえさんたちとともに
お洒落に楽しく華やかに、かの名曲を歌う。
仲間とお遊び感覚でやってみました
といったノリのパフォーマンだが、
思わず感動してしまった。
まさしく「真夏の出来事」として胸に刻みたい。
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エッセイ集:音楽
ポップミュージックをこよなく愛した
僕らの時代の妄想力
ロックが劇的に進化し、ポップミュージックが世界を覆った時代。僕たちのイマジネーションは 音楽からどれだけの影響を受け、どんな変態を遂げたのか。心の財産となったあの時代の夢と歌を考察する音楽エッセイ集33篇。
もくじ
●アーティストたちの前に扉が開いていた
●21世紀のビートルズ伝説
●藤圭子と宇多田ヒカルの歌う力の遺伝子について
●ローリング・ストーンズと新選組の相似点について
●キング・クリムゾンの伝説と21世紀版「風に語りて」 ほか
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