夏の訪れ。
夏の木陰。
夏の夕暮れ。
夏の夜。
田舎の夏。
故郷の夏。
音楽ではない。自然の音。
虫、鳥、かえる、せせらぎ、風鈴など。
YouTubeには短くて1時間、
長いのだと10時間以上の自然音のBGMにあふれている。
癒しのサウンドスケープ。
こんなにいろんな自然音にあふれた国は、
世界中探してもどこにもないかもしれない。
夏の音は僕たちの心に
見たことなんてないのに、
きっとどこかで体験したような気にさせる
夏の風景--幻想の風景をつくりあげる。
かつて幕末から明治にかけて日本にやってきた
欧米の知識人たちは、日本を「妖精の国」と呼んだ。
目をつぶればたちどころにその妖精の国に飛んでいける。
妖精というより妖怪か。
民俗学者・柳田国男と漫画家・水木しげるの功績によって、
妖怪は日本の文化の一つになった。
夏は幻想に浸りながら妖怪を楽しみたい。
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おとなも楽しい少年少女
ざしきわらしに勇気の歌を
ロボット介護士に支えられて余生を送っている寅平じいさんが、林の中を散歩していると、ざしきわらしに出逢う。
ざしきわらしは最強の妖怪“むりかべ”の脅威から人間を守るために闘うので、応援してほしいと寅平に頼む。
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