みんなが知りたい。
コロナ禍はいつ終わるのか。
1年前は多くの人が、
今ごろは終わっているだろうと漠然と思っていた。
現在のようなこんな状況を想像していた人は、
ほとんどいなかっただろう。
そしてワクチンさえできれば、
もう解決だと思ってもいただろう。
ところが、どうもそうではない。
そうならない。
僕はもしやこれはえんえんと、
まだ2年も3年も続くんじゃないの、と思う。
ただし、それはみんなの中に
「コロナ怖い」という意識があるから。
ニュースを見ると、
あれだけ悲惨な状況が伝えられていた
ニューヨークやロンドンの
アメリカ人やイギリス人は
「コロナなんてもう終わりだよ」と言って騒いでいる。
彼らはワクチンも打ったし、もうコロナなんて怖くない。
だから医療者が何と言おうと、
彼らにってはもうコロナは終わりなのだ。
そういう人が大半を占めるようになれば、
実際にはウイルスが跳梁跋扈していても
その社会でコロナ禍はジ・エンドなのである。
そんなアホな。
そう思うだろうか?
けど日本だってきっと何とか無事にオリパラが終わって
ワクチンが全国・全世代に一通り行きわたれば、
政府も「もう終わりにしましょう」と、
すべてをなし崩しにして
「これからは経済復興です」と言い出すだろう。
今回の首都圏の緊急事態宣言に対する
人々のリアクションを見たら、
もうそうせざるを得ないに違いない。
インフルエンザが地球上からなくならないのと同様に、
新型コロナもなくならない。
物理的にそれは存在し続け、
僕たちの命を脅かし続ける。
でも人日tの多くが
「しかたない。私たちはいつか死ぬのだから」
と思うようになり、
マスメディアもわざわざ取り上げなくなれば、
流行は終焉するのである。
要は僕たちがコロナの存在
を無視できるかどうか。
コロナを終わらせるのは、僕たちの心なのである。
厄介なのはコロナが終わってほしくないと思っている人が
わりと大勢いることだ。
そんなアホな。
そう思うだろうか?
オリパラはどうなる?
コロナはどうなる?
僕が思うに、その緊張感を生きる張り合いにしている人が
日本には結構いる。
コロナよりも時代が変わってしまうのが怖い。
そういう心理の人たちが
今年秋から来年あたり
どうなってしまうのか。
それもまた気がかりである。
命は保障されても、
生きがいは誰も保証してくれない。
というわけで今日は1回めのワクチン接種をやってきた。
来月初め、2回めをやったら、
一応、僕の中でコロナの時代は終わる予定である。
ただ、社会には付き合わなくてならないから
空気読みながらおとなしくはしていますが。
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