そういれば最近、顔出しをしてないなと思って、
先週「セレモニーJAPAN」の会場で撮った写真をのっけてみる。
いっしょに映っているのはブットンくんという
大阪の御堂筋にある「難波別院」、
通称「南御堂」のキャラクターである。
このお寺の境内にははドカン!と
17階建ての高層ホテルが建っており、
「日本初のホテル一体型山門」を売りとしている。
つまりホテルとお寺が一体化しており、
快適なベッドルームに宿泊した客は、
そのまま本堂へ行って坐禅や写経を体験、
といったこともできるらしい。
ホテルは「大阪エクセルホテル東急」である。
つまり東急資本の新たな開発だ。
東急グループはこの4月に「東急ラヴィエール」という
新会社を立ち上げ、不動産の整理や相続、終活、
そしてゆくゆくは葬式やお墓のことまで手を伸ばそうと、
エンディングにまつわる事業をスタートさせた。
先週紹介した広告代理店の博報堂もそうだが、
この業界にはいろいろな資本が入ってきて、
ビジネスをしようとしている。
それは日本社会が戦後、どんどん広げまくってきた
風呂敷をたたむ時代になっていることを象徴している。
思い切り散らかした部屋をどう後片づけするか、
と言ってもいい。
後ろ向きな意見に聞こえるかもしれないが、
問題はどうすれば風呂敷をきれいにたたむのか、
どうすれ、ときめきながらお片付けできるか、だ。
その後始末・お片付けというテーマに
市場があり、ビジネスのタネがある。
大資本もITもお菓子屋さんもアーティストも個人事業者も、
みんなここに集まってくる。
思ったほど儲かるかどうかはわからないが。
大勢の人や会社が集まれば、
当然、いろいろ面白くなる。
これからこの業界で何が起こるか?
僕は仕事があるので探っていくが、
あなたもちょっと気にしておいて損はない。
そしてできれば、お片付けに
ちょっとでも胸のときめきを感じたいね。
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