昨日9日から青海(東京テレポート駅:
フジテレビのあるところ)の
ビッグサイト分館で、
「セレモニージャパン
(エンディング産業展)2021」という
葬儀供養業界の展示会が開かれている。
鎌倉新書・月刊仏事の仕事で、
ライターとして3日間通勤取材。
世は高齢化・多死時代。
数年前から、そのうち、この業界にも広告代理店が
進出してくるのではないかという噂が飛び交っていたが、
今年、ついにそれが現実となった。
この6月に博報堂が、
オンライン追悼サービス「しのぶば」の開始を発表。
一気に業界の多くの人たちが浮足立った感がある。
通りがよいので簡単に「博報堂」と言ってしまうが、
「しのぶば」は、正確には博報堂DYグループの
AD plus VENTURE(アドベンチャー)株式会社の
事業の一つである。
DYというのは、大広、読売広告社のイニシャルで、
これらの広告会社も傘下に入っており、
いまや博報堂はメガ高億代理店となっている。
AD plus VENTURE(アドベンチャー)は
そのグループ56社から広く新規ビジネスアイディアを
募集、審査、育成し、事業化する仕事を
2010年から行っている。
昨日はセミナーの一つで、「しのぶば」の代表と、
業界の革命児と呼ばれる二人の葬儀社社長の
パネルディスカッションが行われ、
10年後を見据えたとても濃い内容で面白かった。
「しのぶば」の代表は子育て中の30代の女性である。
「博報堂は生活者目線で事業を展開してきた。
今まではその明るい部分にばかり焦点を当ててきたが、
これからはそうではない(陰とされてきた)部分にも
焦点を当てたい」
と話したのが、ひどく印象的だった。
いずれにしてもこの業界を、
ひいてはライフスタイル全般を変える
きっかけの一つになるのは確かだと思う。
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