楽器や音楽を愛した人たちへの御見送りオブジェ
として開発された「メモリアルギター」。
納棺の際、故人の遺族・友人は、旅立ちの品として愛用してい
たものを棺に入れてあげたいと願う。
しかし、火葬の際に遺骨を傷つけてしまう不燃物は
入れることが出来ず、諦めなければならない。
楽器の演奏を趣味とする人、生きがいにしてきた人は大勢いるのに、
ギターをお棺に入れることはできない。
メモリアルギターは、このような遺族・友人の気
持ちに応えるために生まれた“燃えるギター”である
火葬炉で燃えるギター にするためには、
すべて可燃性の素材で作る必要がある。
全国の木工品メーカーに打診を繰り返し、
ようやく愛知県の木製玩具を製造する工房の協力を得られた。
木材をギター形状に手加工で切り出し、弦はタコ糸で細工。
ペグやジャックなど、表面の金具などの装飾
はレーザーカットした部品を貼り付けて表現した。
材料はパイン集成材(松)、本体厚みは3㎝、部品
はベニヤ材をレーザーでカット、木工用ボンドで接着。
全体の面取りなどの仕上げは手作業で行っている。
見た目だけでなく、持った時の感覚、手触りの
優しさ・心地よさまで徹底的にこだわった。
三木楽器は1825年、大阪の船場地域で貸本屋として創業。
明治時代にオルガンを皮切りに西洋楽器を取り扱うようになった。
昭和初期の著名な作曲家、山田耕筰らとの交流も深かった。
現在も楽器、楽譜の販売のほか、
音楽イベント開催など文化事業にも力を入れている。
おりべまこと電子書籍
ポップミュージックをこよなく愛した
僕らの時代の妄想力
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小説を書いたり、時にはビジネスのサイトや書籍の文章を書く時にも、頭の中の記憶バンクから好きな曲を引っ張りだしてきて、勝手にテーマ曲にして書く。リズムやメロディでイメージが膨らみ、文章が呼吸をして動き出す。音楽リスニングで妄想力を養ってきたおかげで今の自分がいる。
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