一昨年(2018年)、ロンドンを旅したとき、
ケンジントン地区にあるホーランドパークで
メモリアルベンチを見て回り、記事を書いた。
これは故人や遺族の意志で、
故人の言葉や遺族の思いをベンチの背もたれに
刻んだり、プレートを付けたりして
公園に寄贈するというものだ。
いつから始まったかは知らないが、
僕がロンドンで暮らしていた35年ほど前にはすでにあった。
美しい公園に静かに佇み、
疲れた人を休ませてくれる
メモリアルベンチにはなぜか心に響くものがあった。
今まで何度も通り過ぎていたのに気が付かなかったが、
先日、近所の善福寺緑地で同様のものを発見した。
ちゃんとプレートも付けられている。
お墓の代わりに、なのかどうかは不明だが、
この世から去っても、ここにいて後の世代を、
べつに自分の家族でなくても、やさしく見守り、
ちょっとでも役に立つのは素敵なことだと思う。
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