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第2クール突入!
★第1クール「魚のいない水族館」
日本時間 7月21日(火)16:00 ~ 23日(木)15:59
★第2クール「茶トラのネコマタと金の林檎」
日本時間 7月23日(木)16:00~25日(土)15:59
★第3クール「オナラよ 永遠に」
日本時間 7月25日(土)16:00 ~ 27日(月)15:59
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●茶トラのネコマタと金の林檎
~だれの心の中にも金の林檎が埋まっている~
以前のブログにも書いたが、
これはもともと20代の終わりの頃に上演した
「林檎探偵談」という戯曲のエピローグを膨らませたものだ。
ネタにしたのは、実際に探偵稼業をしていた人が書いた
「事件墓」だった。
山の中に財宝が埋蔵されているという
おばあさんの夢というか妄想に付き合った
エピソードが面白いなと思って、
それをもとにコントみたいなシーンを作った。
それが実話かどうかはわからないが、
認知症の義母の面倒を見ていると、
そうした「夢とか妄想に付き合う力」は
人間に必要な能力の一つだなと感じる。
夢・希望・願望――
人間生きていれば、多かれ少なかれ、
そうしたものが自然と湧いてくる。
そして、それらがすべて叶う人はひとりもいない。
それどころか大多数の人は、
ほとんどかなえられずに終わる。
なのに大人は子どもや若者に「夢を持て」と
無責任に残酷なことを言う。
かなえられなかった夢は心の奥深く蓄積され、
やがて埋もれて、いつしか「金の林檎」になる。
日々の生活にいっぱいいっぱいだった人たちはみんな、
人生の終わりがけになると、
それに気が付いて一生懸命掘り返そうとするのだ。
これはそういう物語だったのかと、
30年ぶりに再会した
愛すべき探偵の健太と六郎に教えてもらった。
きっとあなたの心の中にも金の林檎が埋まっている。
掘り返してみるかどうかは、あなた次第です。
20代半ばで独立起業し、
6畳一間のアパートの自分の部屋で探偵事務所を開いた
私立探偵・飛田健太(とびた・けんた)。
その健太のもとにホームページ経由で、
開業以来、最高のギャラが発生する難事件の依頼が飛び込んだ。
山中に埋められた、時価数億円に上る金の林檎の捜索。
健太は相棒である便利屋の中年男・六郎を連れ、
“なんちゃってホームズ”のいでたちで現場に飛ぶ。
そこに現れたのは茶トラのネコみたいなオレンジ色の髪をし、
魔女のような真っ黒な服に身を包んだミステリアスな高齢女性。
健太はその依頼人に“茶トラのネコマタ”というあだ名をつける。
ネコマタの目撃談によれば、10月の第3日曜日の夕暮れ時、
黒服・黒メガネの4人組の男たちがこの山にやってきて、
どこかから盗み出してきた大量の金の林檎を埋めていったという。
しかし、明らかに彼女の話はおかしい。
これはかつて女優だったという女の空想か? 幻想か? 妄想か?
健太と六郎は、その話を信じたふりをして、
山中の雑木林に入ってスコップを振るい、
肉体労働に精を出すことになった。
はたしてこの難事件はどんな“解決”に至るのか?
それぞれ心に傷を負った若者、中年、年寄りが織りなす、
コミカルでファンタジックな探偵小説。短編。
24,000字(原稿用紙60頁)。
※新刊「ピノキオボーイのダンス」
7月30日(木)発売予定!
12歳の少年の姿をしたロボットは、年老いたダンサーと出会う。
ダンサーはロボットを「かけがえのない友だち」と呼んだ。
娯楽も芸術も、人の癒しや愛情もロボットにゆだねられた、
機械仕掛けの世界で繰り広げられる長編SFファンタジー。
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