夏休みになると思い出す。
息子が小学校に入った頃なので、かれこれ17年前。
水族館のお泊りツアー、つまりナイトツアーが始まった。
へえ、こりゃ面白そうだ、ぜひ息子と参加しようと思ったが、
誰でもOKというわけではない。
人数制限があり、予約制なので応募して当たらないとだめだ。
これが何度応募しても落選。
僕はくじ運が悪いので、息子やカミさんの名前で出してみたが、
やっぱり当たらない。
確か4年間トライし続けたが、結局、当選することはなく、
水族館お泊りツアーの夢は、海の泡となって消えた。
ということを昨年の夏に思い出し、
ブログに上記のような文章を書き始めたところ、
ふと、この悔しい体験を、
ちがう形でリベンジしたいという思いが湧いた。
そこで水族館をモチーフにした物語を書き始めた。
それがこの「魚のいない水族館」である。
どうしてあの時(たぶん今も)、僕は、そして大勢の人は、
夜の水族館に行きたい、泊まりたいと思ったのか?
そのわけをいろいろイメージしていくと面白くなって、
10日くらいで5回に分けて書いてみた。
それが初めてのまともな短編小説になった。
悔しかったこと(と言っても大したことじゃないけど)から
こんな物語を編み出せるなんて人生面白い。
夢がかなわなくても心配ない。
そのままの形ではないかも知れないけど、リベンジはできる。
あなたにも、きっと後からいいことある。
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★第1クール「魚のいない水族館」
日本時間 7月21日(火)16:00 ~ 23日(木)15:59
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失業中の主人公が足を踏み入れた、街のはずれにある水族館には魚が一匹もいなかった。
彼のまえに現れた、魚のような顔をした館長は言う。「魚はみんな海に返しました」
彼がそのことをブログに書くと、なぜか水族館はその夏の大人気スポットになる。
そして季節が変わるころ、館長は彼に声をかける。
「もしよければ、ここで仕事をしませんか?」
夏から秋にかけて不思議な水族館で起きる出来事を描く
大人も愉しいファンタジックな少年少女小説。
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