男が率いる世界は終わった?

 

気が付くと、政治家として新型コロナウィルスと

正面切って戦っているのは、
安倍総理でなく、小池都知事だ。

 

東京にいるからそう見えるだけかもしれないが、
安倍総理よりも小池都知事の存在感のほうが圧倒的に優っている。

 

対策も次々と打ち出しており、
多くの自治体は、すべてではないにせよ、
できるかぎり東京都の施策に倣おうとしているように見える。

 

オリンピックを諦め、緊急事態宣言を出した後は、
腹をくくり、政府に付き合うのをやめて独自に走り始めた。

 

いい悪い、好き嫌いは別にして、
話を聞くなら、小池都知事と話したほうが実になると、
たぶん多くの人が考え始めているようだ。

 

そして世界を見渡すと、
コロナウィルスに立ち向かい、
それなりの封じ込めに成功している国は
どこも女性がトップの国だ。

 

ドイツのメルケル首相、台湾の蔡英文総統、

ニュージーランドのアーダーン首相。
彼女らの今回の危機管理に対しては国際的に評価が高い。

 

デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイスランドといった
北欧の国も女性がトップ。
これらの国でも今のところ、

他の欧米諸国のような惨禍には陥っていない。

 

いったい何が違うのか?
女のほうがいざとなったら決断力があるということか?


どうもそんな気がする。

結局、安倍首相は経済のことが心配で、
こんなことやったら財界の親方にどういわれるかとか、
気にしてばっかりだから、

いつまでたっても明確な態度が取れず、
リーダーシップを発揮できない。

結局、日本のトップは「調整役」でしかないのだ。

 

子どもを産む性である女は「生命」を最優先する。
もちろん政治はいろんな正義や利権が絡み合い、
それらをマネージしていく、複雑な能力が必要とされるが、
今回の災禍の場合、
「命ファースト」で考えないと、女の場合、
脳にかかったストレスが解けないのだと思う。


だから女の声の方が届きやすい。
男の声には、いろんな正義やら利権やら面子やらが絡まって
聞こえてくるので、人々の耳に響かないのだ。

 

「オリンピック・ファースト」のロックが外れた時点で、
小池都知事は変われた。
各国のリーダーの活躍も意識しているだろう。


安倍首相はまだ、

自分の政権下でオリンピックができなかったことを
悔やんでいるようにも見える。


ちなみに僕は来年に延期されたオリンピックも

開催できる可能性は低いと思う。
選手の皆さんには気の毒だが、
大国のエゴに利用されてきたオリンピックの歴史は終わっていく。

 

それにしてもトランプ、プーチン、

習近平などの一連のボスたちの国と、
メルケルをはじめとする女性トップたちの国の

イメージが大きく違ってきた。


このコロナの災禍を境に、

旧世界と新世界に分かれるのかも知れない。

 

 

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