新型コロナウィルスの流行(なのかな?)。
および、その防止策(になってるのかな?)
としての政府主導の国民生活の制限。
なんだか世間が異様なムードになってきたように感じます。
中野区を流れる妙正寺川のほとりにある「哲学の庭」では、
このウィルス騒動の末に訪れる
新たな人間世界の在り方について、
聖者・賢人が会議を開いています。
中心にあるのは真理の球体。
それを囲んでアブラハム、エクナトン、キリスト、釈迦、
老子が語り合う。
この哲学者たちの彫像群の作者は、ハンガリーから日本に帰化した彫刻家・和久奈南都留
(Wagner Nandor――ワグナー・ナンドール)さん。
この庭には他にもマハトマ・ガンジー、達磨大師、聖徳太子など、計11体の彫像ーー11人の思想・宗教の祖となった哲学者らが集っています。
すぐそばに川が流れていることもあって、神社やお寺とはまた一味違う、一種の異界とのエッジのような空間です。
日の光がさんさんと注いでいる時間はそうでもないけど、
荒天の日とか、夕暮れ時に来たら、もっと異様で、
世界の果てに来たような妄想にとらわれて、
ぞくぞくするかも知れません。
かのオタクの聖地・中野ブロードウェイから
徒歩でも来られる住宅街のさなかに
こんな異質な空間を出現させるとは、
中野区ってけっこうヘン。
そういえばこの区には
球体関節人形の「中野大好きナカノさん」という
不思議な地元マスコットもいます。
都心近くにもかかわらず
いや、だからというべきか、
かなり異様で魔的で未来的な地域・自治体です。
2020年は中野区の時代になる―ー
と僕はこの日、確信しました。
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