うるう年なので存在する2月29日。
本来は1日プレゼントされたような、
うれしいおまけの日なのですが、
新型コロナウィルスによる大混乱の日に。
●どうやってごはん食べていけばいいのやら
今朝、義母を迎えに来たデイサービスのスタッフ30代男性。
ちょっとナイーブなイメージの、見ようによってはイケメンで、
けっこう義母のお気に入りです。
いつも出掛ける前にトイレに入るので、
しばし待つ間、新型コロナウィルスの感染について話しました。
「学校が突然休みになってしまったので、
もしやこっちも・・と思って焦りました」
そうですか、心配してくれてありがとう、
と心の中で感謝した次の瞬間、
「仕事が何週間もなくなっちゃったら、
どうやってごはん食べていけばいいのやら」
なんだよ、利用者じゃなくて自分のこと心配してんのかーー
と、べつに腹を立てたわけではありません。
そりゃそうだよね。
介護の現場は、彼のような非正規雇用のスタッフで回っています。
実働なしで給料が保証されるわけではありません。
●国会議員の年間報酬1割を感染対策予算に
次々と中止になるイベントや、
アミューズメント施設、飲食店などのスタッフも同じ。
ちなみに僕もフリーランスなので、そのへんの事情は同じです。
多くの人にとっては感染の不安と同じくらい、
経済の不安、生活の不安を抱えて3月を迎えなくちゃいけない。
現にすでに倒産したり、
危機に瀕している会社もたくさんあるようです。
政府はそうした人たちに補填云々と言ってるけど、
「非常事態に際して国会議員の年間報酬
ひとりあたま1割を対策予算に回します」とか、
ドン!とそれくらいのことは言えんのかい。
安倍さんもこの大ピンチは、
すべての疑惑・不祥事を払しょく・挽回する
最終最大のチャンスなんだから、
命をかけて取り組んでほしい。
●外敵襲来による強制的社会変革
2020年は変革の年とか前々とか言われていて、
ポスト・オリンピック、パラリンピックは
どうなるんだろうと論議されていましたが、
いきなりウィルスという外敵の襲来によって
強制的に社会の変革が迫られたような感じです。
まさしく幕末の浦賀。ペルリ提督の黒船襲来。
ついでに言うと、
タイミング悪く家のトイレットペーパーが切れそうになったので、
買いに行ってみたら、どこのスーパーやドラッグストアも
もぬけの殻。
ま、昨夜のニュースで覚悟はしていましたが・・・。
節約して使えば、あと1週間くらい何とか持つかな。
報道機関としては黙っているわけにいかないので
しかたないんだろうけど、
ああいう報道があると、
いくら「冷静に行動してください」と言っても無駄。
●正義は弱しの情報化社会
冷静な行動は正しいことだけど、
「こっちは紙がなくなっちゃったらと困るのよ。
いちいちきれいごとに付き合ってられまへん」
という声と行動に圧倒されている。
そんなわけで「正義は弱し」。
加えて言うと、例の誤報SNS、じつは誤報じゃなくて、
買い占めて転売して稼いでやろうという奴が仕掛けたのでは、
という話が出ています。
そりゃきっと本当だろうなと思ってしまう情報化社会。
そういう世界で僕たちは生きていかねばなりません。
ゴミ情報の濁流に流されず、清く正しく、愉快に面白く。
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