来年は本格的に菜食料理の研究に取り組もうと思っている。
これまでも何度か自分の嗜好の変化を感じていたが、
食べ盛りの息子が一緒に暮らしていたこともあり、
食生活を大きく変化させるのには躊躇いがあった。
しかし、今年後半から同居者が義母になった。
義母はアルツハイマーの認知症で、
通常、治癒することはないと言われている。
しかし、うちに来てから少し良くなったのでは?
とも思える。
その一つに食生活の改善がある。
以前はスーパーやコンビニの惣菜や弁当が多かったようだが、
今は僕たちと一緒に家で作ったものを食べる。
自分で言うのもなんだが、割と栄養バランスもいいと思う。
研究者の本によると、
アルツハイマーには食の影響が大きいらしいく、
ごく大雑把にいうと、肉や穀類、糖分などを控えめにして、
野菜と魚中心の食がいいようだ。
さすがに治るとは思わないが、
自分たちの予防にもなるので、
まずはあんまりストイックにならず、
やるだけやってみようかと思う。
咲年、ロンドンへ行ったとき、
フリーマーケットの屋台で
ヴィーガン料理を食べたが、
これが滅法うまかったこと、
最近、典座のお坊さんに取材して、
精進料理の話を聞いたことなども
イメージの刺激になった。
同時に自分の中の菜食に対する
無用な思い込みなども発見した。
何でもデータに置き換えられ、
バーチャル体験できてしまう今日、
食だけはリアルでしか体験し得ない
最強・最後の砦である。
とりあえずはキノコや海藻、大豆を中心に、
自分なりのヴェジ中心食メニュー
(肉などを一切やめるというわけではない)を
開発・構築していきたいと思っている。
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