知らなかった!
ガンを患っていた人が死んでも、
その死因がガンだとは限らない。
限らないどころか、その確率はせいぜい4割。
つまり、ガンで亡くなったと思っても、
半数以上の人の直接の死因は、
肺炎だとか心不全といった
他の病気になってしまうのだ。
それで何が問題になるかと言うと「保険」。
ガン保険は、死亡診断書に「ガンが死因」と
書かれないと、保険金が下りないらしい。
いや、とんだ落とし穴があるもんだ。
他にも「四大疾病ナントカ」とか、
的を絞った保険がいろいろあるけど、
すでに入っている人、
これから入ろうと考えている人は、
説明書きをよく読んで、
くどいほどその会社に訊きまくって、
よーく考えてから入ったほうがいいと思います。
くれぐれも「せっかくガン保険に入ったんだから、
ガンにならなきゃ損だ」と考えたり、
医者に「センセイ、お願いですから死因は
ガンと書いてください」
と、頼みこんだりしないように。
ちなみに、長崎で小さな葬儀屋さんをやっている
このチヨさんのブログは面白い。
日々死者と向き合っている彼女は、
さまざまな現実を目にしている。
彼女の前歴はCA。かつての呼び名ならスチュワーデス。
かの1985年の日航ジャンボ墜落事故で、
遺族対応をされれていた人だ。
そんなキャリアも影響してか、
彼女の死を巡る状況を見つめる目は鋭く、ユニーク。
そして人間への愛とユーモアが溢れている。
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