84歳の義母と暮らし始めて、間もなく5カ月になる。
すぐ近くが巨大な公園なので、
家にいる時はほぼ毎日つれ出すのだが、
最初は10分も歩くとへばっていた。
しかし連日連れ回しているうちに、
どんどん足腰がシャキッとしてきて、
今では途中休憩を入れれば、
1時間から1時間半くらいは平気で歩ける。
駅近くのスーパーまで15分程度の道のりも
最初の頃こそバスを使っていたが、
今では平気で買い物して往復できる。
帰りなんて、荷物まで持ってくれる。
カミさんは鍼灸院をやっていた時、
「年寄りは甘やかすと駄目になる」という話を聞いて、
家事などを手伝わせている。
家事と言っても、火や刃物を使うなど、
危険なことはさせられないので、
もっぱら洗い物と掃除だ。
特に雑巾がけは運動になっていいらしい。
おかげで義母はどんどん元気になる。
認知症で介護レベル3だが、
それ以外は健康園ものだ。
もう一つ、ポイントは薬。
以前は4種類飲んでいたが、
アルツハイマーの薬以外――血圧や動脈硬化症の薬などは
みんなやめてしまった。
やめてからすこぶる調子がいい。
日本の年寄りで病気っぽい人が多いのは、
薬の飲み過ぎ――という説もある。
年寄りに限らず、中年以上の人も、
薬をたくさん飲んでいる人は、
本当に必要なものを、必要な分量だけ飲んでいるのか、
一度、見のしてみた方がいいと思う。
不健康だから薬を飲むのか?
薬を飲むから不健康になるのか?
よーく考えてみよう。
コメントをお書きください