「食欲のないお話」というのは、
高校演劇でやった芝居の題名だ。
全ての欲望を制御した未来人たちは、
食事も錠剤一つでOK。
南極だか北極だかで氷漬けになっていた古代人、
つまり現代の僕らを掘り出し、
興味を持っていろいろ実験する
というSF話だった。
ちょっと星新一のショートショート
みたいな話だったような気がするが、
細かい所は忘れてしまった。
登場人物がコオリ博士だの、レイコだの、ユキノだの、
クールな連中だったことだけ憶えている。
なんでそんなことを思い出したかというと、
ここ数日、久しぶりに体調不良で2回ほど嘔吐。
胃がむかついて食欲がなく、
リンゴを薬代わりに食べていたからだ。
すりおろしたリンゴがおいしい。
ほとんど離乳食である。
リンゴが出回る季節でよかった。
リンゴがあれば医者いらず。
あなたもちょっと胃腸の調子を崩して
食欲が亡くなったら、
リンゴに頼ってみてください。
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