高校生というのは、自分が高校生になるまで、
そして高校生をやっている時は、ものすごく大人に思えた。
けど、成人した後は、ものすごく子どもに見える。
仕事の合間に、散歩がてら近所の豊多摩高校の学園祭を
覗きに行った。
ここはうちの息子が卒業したところなので、
5年前まで、よく通ってた。
3か月前まで、すぐ近所に引っ越すとは
夢にも思ってなかったけど。
ちなみに詩人の谷川俊太郎氏や
アニメ監督の宮崎駿氏の卒業校でもある。
自主自立の校風があり、
ものすごく子どもな高校生らが、
思い思いの企画で
演劇やったり、映画やったり、音楽やったり、
パフォーマンしたり、店を出したりしている。
こういうのを改めて見ると、
(もちろん本人たちは本気で取り組んでるが)
将来、何やるにしても、
最初は子どもの遊びやおふざけで
始まるのだなぁと思った。
自分を振り返ってもそうだ。
この頃からずいぶん遠くまで歩いてきたわけだ。
一方で、ほとんど成長できてないなとも感じる。
こんなマグマみたいなエネルギーを発散している
子どもには、正直、ちょっと羨望を感じる。
彼らの多くは勉強して、大学に行って、就職して・・・
という人生がこれまら待っているわけだけど、
こうした遊びのことは、役に立たないものとして
ポイと捨てちゃうか、
その時限りの思い出としてしまっちゃうんだよね。
こういうお祭りで、単なるバカ騒ぎでもいいけど、
何かやった~!と心の熱は、できれば、
ずーっとキープしてってほしいなと思う。
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