女性と子供の為の野の花鍼灸院 閉院

 

親の介護のために、カミさんが12年やってきた

「野の花鍼灸院」の看板を下ろすことになった。

 

身内の自分が言うのも何だけど、

自宅を改造したプライベート空間で

女性と子どもを専門で診療し、、

一緒に子育てに関する相談もできるというのは、

割と希少で貴重な診療所だったのではないかと思う。

 

子ども向けの鍼灸ができる鍼灸師は、

関西方面ではそこそこいるが、

関東ではまだまだ少ない。

 

閉院のニュースを聞いて訪れた人の中には

泣き出す人までいるらしく、

やっぱりこの空間がなくんるのは惜しいなと思う。

 

ただ、閉院はするが、仕事をゼロにしてしまうわけではない。

3年ほど前から週1で通っている横浜の診療所の仕事は続けると言う。

 

それに専門学校の臨時講師や、海外の鍼灸師に対する講師の仕事もある。

海外――特に欧米では鍼灸治療の効果は

WHOでも認められているほど、広く知られており、

治療院を営んでいる人も多い。

 

現在のホームページはサーバーを解約して消えることになるが、

ドメインだけは契約更新した。

しばらくして落ち着いたら、同じドメインでカミさん個人の

ホームページを作る予定だ。

 

引っ越し先の近辺の幼稚園や保育園に交渉して

子どもを診療する機会を作る計画も立てている。

 

また、せっかく国家資格を取っても、

ペーパードライバー状態の鍼灸師も多いので、

小児鍼の基本と自宅開業ノウハウを教え、

後進育成につなげるコンテンツの制作や、

セミナー開講などの企画も始める。

 

介護と並行して新しい活動の基盤づくりができればいいと思う。

 


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コメント: 2
  • #1

    金子 恵美 (木曜日, 13 8月 2020 11:42)

    こんにちは。福嶋先生には学生時代のインターンシップの時からお世話になりました。治療のみならず、卒業してからも大師流小児はりの講習会でお世話になりました。
    閉院されたのを知らないまま今に至り、ご挨拶も差し上げないままこのような形での送信をお許し下さい。
    私も資格を取っても開院しないまま今に至り、今は86才の母と小学生と高校生の子どものためだけに毎日を過ごしています。
    せっかく資格をとって勉強もしたのにもったいないと思うこともありますが、母と主人と子どもたち、親戚に鍼灸師として治療をすることが出来て良かったと思っています。先生も介護と並行して様々な活動をされるとのこと、世界は変化を強いられていますが、
    先生とご家族のご健康と先生のご活躍をお祈りしております。ありがとうございました。

  • #2

    福嶋誠一郎 (土曜日, 15 8月 2020 12:14)

    金子様
    わざわざコメントいただきましてありがとうございます。妻にも伝えておきました。自院は閉じてしまいましたが、毎週火曜日、新横浜にある鍼灸治療院「オルタ漢方堂」で診療を行っております。 http://o-kanpoudou.orutakenkoust.jp/orutakanpoudou/info.html
    もしお近くにみえるようなことがあれば、一度、お立ち寄りください。