お寺のオリジナルキャラクターというのに初めてお目にかかった。
「さいみょうくん」と「さいみょうちゃん」。
一昨日、「寺力本願」の取材で伺った川越・最明寺のキャラである。
開かれたお寺づくり――とくに女性・子どもに親しんでもらえる
お寺を目指して、平成元年生まれ・インド修行帰りの
若き副住職のプロデュースのもと、
仏像キャラ専門のデザイナーが考案した。
ご本人は否定したが、男の子のさいみょうくんは、
当の副住職をモデルにしたのではないかと思われる。
(理知的で優しい顔立ちのイケメンである)
女の子のさいみょうちゃんは「小悪魔風」のキャラ付がされていて、
そこはかとなくドキンちゃんを連想させる。
それにしても、仏像キャラなのに、小悪魔って、どーゆーこっちゃ!
―ーといったツッコミが入るのも織り込み済みなのだろう。
プロデューサー/デザイナーの遊び心が窺えて楽しい。
可愛いだけじゃなく、高貴な品格も感じさせてくれて、
僕はたちまちファンになってしまった。
最明寺は先週、世界自閉症啓発デー/発達障害啓発週間に合わせて、
1週間、お寺をブルーにライトアップし、
本堂では障がいを持つ子どもたちの絵画展をはじめ、
地元のアーティストやアイドルが出演するイベントを開催。
市や商工会の人たちも巻き込んで大いに盛り上がった。
また、10月には毎年、乳がん検診啓発の「ピンクリボン運動」に参加。
この時はピンクでライトアップし、」同様に各種イベントを繰り広げるという。
これをやっているのは今までのところ、
最明寺と京都の清水寺だけだ。
2人のキャラクターのカラーリングは、
それぞれのライトアップを表したものなのだ。
最明寺の社会活動とそれに連動したイベントもあって、
小江戸でにぎわう川越は、ますます活気づいているもよう。
あなたも川越方面に出向くことがあれば、
ぜひ西川越まで足を伸ばして、
さいみょうくん・さいみょうちゃんに
会いに行ってください。
僕もまた行きたいと思ってます。
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