IT関連企業などを中心に、
ビジネスの現場では、じわじわと脱スーツが進んでいる。
ように感じるけど、実際にはどうなのだろうか?
今日はアップルの動画配信サービス参入のニュースで、
CEOのプレゼンシーンを見た。
ジョブズ氏以来の伝統になっているのか、
カジュアルな服装でのプレゼンがカッコいい。
昔はよく、若い者はカジュアルファッションでもいいけど、
年輩者はやっぱスーツじゃないとサマにならんよねーと
言われたものだが、もうそんな常識も吹っ飛んでる。
ただ、きょうのプレゼンシーンを見て思ったのは、
これって日本人ならどうかな~ってこと。
スーツにしても、カジュアル服にしても、
洋服というのは、西洋人の顔や体型を基準に作られている。
いくら最近、日本人の上背が伸び、筋肉が発達し、
体型が変わったと言っても、やっぱり西洋人とは違う。
肌の色はもちろん、その質や骨格が違う。
年齢が高くなるにつて、そうした特徴は顕著になってくる。
プレゼンは演劇みたいなものだから、
観客を満足・納得させるためには、
内容や語り口と同じくらい、見てくれが重要。
服装が占める要素はけっこう大きいのではないか。
同じ服を着たら、西洋人にかなわない。
スティーブ・ジョブズの真似をしてもダメ。
日本人ビジネスパーソンをカッコよく見せ、
プレゼン内容の説得力を高めるのは、
和服――着物ではないかと思う。
和服の価値・イメージは近年、上がっていると思うが、
さすがにビジネスシーンでは、
特別な接待やセレモニーの場を除いて、
お目にかかる機会はほとんどない。
女性の場合は、フジヤマ・ゲイシャ時代からの
華やかなキモノ・イメージがついちゃっているので、
ちょっと難しいと思うけど、
男性用は大いに開発の余地がある。
カッコいいデザインのビジネス和服、勝負着物で、
サムライプレゼン。
特に国際的なステージでは効果的では、と思うけど、
どうでしょう?
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