麻乃真純さんの「アタシ、ママの子?」が売れている。
二刷・三刷とあっという間に売り切れ、新聞広告が何度も掲載されている。
内容からしてペットロスの人たちの心に大きく響いたのだろう。
この本はもともと3年前に彼女が、愛犬の死を悼んで自費出版したものである。
僕は献本していただきました。
当初の詳しい経緯はわからないが、彼女ほどのキャリア(僕は一緒に仕事をしたよしみもあって、日本一の「動物マンガ家」と呼んでいた)をもってしても、自費出版でやらざるを得ないのか~と、出版業界の厳しさに驚いたことを記憶している。
しかし、その本の価値は出版社でなく市場が決める――ということだろうか。
これまたどんな経緯があったか定かでないが、2年半余りの間に少しずつ評判が広がり、読者が続々と現れた。新しいファンも増えたようだ、
実際、飼い主の人たちの心を温める、ホントに良い作品なのだ。
彼女の亡き愛犬も親孝行ができて、さぞや天国で喜んでいるだろう。
そういえば、愛犬なずなちゃんを主人公とした「ポメポメ物語」というポメラニアン仲間のマンガもあったが、あそこに出演していた仲間もやはり同じように、今は天国住まいなのだろうか?
イヌの視点になると、10年前のことが50~60年前のことのように思えますね。
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