きょうはカミさんの誕生日だった。
が、忙しいのでお祝いは明日まわし。
鏡開きのもちのお汁粉できょうのところはおしまいにした。
たまたまなんだろうけど、彼女をはじめ、どういうわけか僕の周りには、この12月後半から1月前半の生まれ人がやたら多い。
数えたことないけど、僕のFaceBookは確実に全体の2割以上、下手すると3割近くがこの時期の生まれ人ではないかという印象だ。
星占いでいえば山羊座の人々である。
彼ら・彼女らはちょっとだけ不幸な星のもとに生まれている。
クリスマス、お正月、ついでに成人の日というイベント続きのシーズンと誕生日が重なっているからだ。
「世界中の人たちが、日本中の人たちが、私の生誕をお祝いしてくれるかのようです」とおっしゃる立派なオトナの人もおられる。
が、大半は「誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが兼用だメェ~」とか、
「年末の大掃除で忙しいので無視されるんだメェ~」とか、
「お年玉あげたからプレゼントなんていらないでしょと言われるんだメェ~」とか、
「他の季節に生まれたきょうだいと比べて冷遇されてるメェ~」とか、
童心に立ち返ってトラウマを掘り起し、お子様度満開のボヤキを発している。
山羊座のお気の毒な気持ちはわかる。
しかし、山羊座の家族の気持ちもわかる。
ぶっちゃけ、めんどくせェ~。
クリスマスやって、年末から正月もやって、やっと日常が帰ってきたと思ったら、やれやれ、またかよメェ~ カネもかかるよメェ~。
という気分になって、どうもテンション上がらないのだ。
最近はハロウィーンが恒例イベント化し、国民の祝日もやたら増えてきて、今年のゴールデンウィークは10連休。来年はオリンピックまである。
1年中、大小やたらイベントだらけになると、個人の誕生日なんてその中で埋もれてしまうのではないか。
ケの日―ーどうということのない日常があるからこそ、ハレの日――非日常の祝祭日が輝くんだメェ~。
とボヤいてみてもしかたないか。
山羊座の人たち、気を悪くしたら許してね。
愛をこめて、お誕生日おめでとう。
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