You Tubeで音楽を聴いている。
僕が聴くのは大半が60年代・70年代・80年代のロックやポップスだが、そこに付いているコメントを読むのが結構好きだ。
時々若い連中も書いているが、やはり僕と同じくらいの世代や、もっと上の世代が多いようだ。
本や映画のレビューと違って音楽は気軽にレビュー出来るので、いっぱい書き込まれている。
そこでちょくちょく目にするのが「この時代は良い時代だった」的コメント。
気持ちはわかる。
あなたも若かったしね。
確かにあの頃は良い時代だった。
でも、その良い時代の音楽を、当時はまったくの幻だった音源や映像、もしレコードやテープがあれば、何万円、何十万円出しても聴きたい・見たいと思っていたコンテンツを、これだけタタで見放題な今は、もっと良い時代ではないか?
今を生きる僕たちは幸せだ。恵まれている。満たされている。
でもそうした満足感や感謝の気持ちを持てるのは一瞬のこと。
一瞬ののちには、これはあたりまえのことになってしまって、僕たちは自分が実はとても幸せであることをすっかり忘れてる。
それを繰り返していると永遠に幸せにはなれない。
「青い鳥」じゃないけど、いまどきの幸福は、どっか家の中に転がっている。
ゴミゴミ散らかってるところを片づけて掘り出せば、たいてい出てくると思う。
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