一昨日「人に見せない秘密の文章を毎日書きましょう」と言ったけど、自分自身それができるようになったのは、やっとこの1年余りのこと。それでも調子が悪いと何日か抜けてしまう。それでも僕にとっては何とか切れずに続けているのは大きな進化です。
逆に言うと僕がダメ人間なのは、これをやってこなかったからだとも言えます。
これをもっと若い時からやっていれば、もう少しまともな書き手になっていたかも知れない・・・・と今頃思うのは、もちろん後の祭りです。
なんでできなかったのかと言うと、それはすぐに「こんなことやってて何になるのか?」と思ってしまっていたから。つまりこれはサボるための口実です。
継続的なトレーニングの意味を認められず「何かもっと効率の良いやり方がるはずだ」と考える。
そう考えるのなら自分でそのやり方を開発すべきなのだけど、それもやらず、ただやり過ごしてきたのです。
普段からやってないのに、いざ何か書こうと思ったってろくなものは書けません。
それでもいろいろ書いてきた。仕事もなんとかなってきたのは、偶然というか、たまたまというか、運がよかったのでしょう。
書き手としての自分を育てるのに効率の良いやり方なんてありません。効率を求めれば求めるほどどんどんダメになっていく。
最近は働き方改革ブームで、またもや「効率」が持てはやされています。
まぁ仕事はしかたありません。組織の中で、プロジェクトの中で効率よくスムーズに回る歯車になることを求められているわけですから、給料・ギャラをいただく以上、その求めに応じなくちゃいけません。
でも効率は本物のクリエイティビティを養うには不要です。
農業と同じで、ただひたすら頭の中の田畑を毎日耕すしかありません。それなくして収穫は得られません。
いや、耕して種をまいたとしても、日照りが続いたり大雨が降ったり台風が来たりすればパー。努力が必ず報いられるとは限らないのです。
でもやっぱり努力のないところには収穫はありません。
というわけで人生半分をはるかに超えてしまったけど、最近は100年ライフということなので。後半戦、死ぬまでやるっきゃないです。
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