ドタバタと仕事を終わらせて旅支度も整いました。
が、スーツケースを先に送って、いつも仕事で使っているスリーウェイのバッグ一つなので今ひとつ気分が盛り上がらない。
というわけで、最初にロンドンに行った時のことを思い出してみました。
1985年8月。あの日航ジャンボ機墜落事故の1週間前でした。
なぜか友だちがわざわざ成田まで見送りに来てくれて、いま思えばドラマごっこをしていたような感じでした。
乗り込んだのはアエロフロート・ソ連航空。
サッカーワールドカップをやってるロシアじゃないですよ、ソ連です。
まだペレストロイカ前夜で、ゴルバチョフが登場する前の話です。
評判は最悪の航空会社でしたが、乗り心地も機内食もそうひどくはありませんでした。
ただし、スッチーさんたち(今はキャビンアテンダントですが)は超不愛想。
強烈だったのはトランジットでモスクワ空港に降りた時。
節電しているのかなんだか、やたら暗くてがらんとしていて、まるで巨大な倉庫のようでした。
そこでカチンコチンの無表情なソ連兵が銃を構えて乗客に「早く行け」とかなんとか指示していました。
「やあ」と笑って挨拶したら、「バカヤロ、なに笑ってんだ」と女性兵士に叱られました。これホント。
なんだか古い映画のようにあの時の映像がよみがえってきます。
ロンドンに行くのになんでソ連の話なんかしているのか?
まあいいでしょう。
ちなみに今回はアリアナ航空なのでソウルでトランジットです。
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