雪どけの風景に出会うと、五輪真弓の「少女」という歌を思い出す。
♪あたたかい陽の当たる真冬の縁側で
少女はひとりでぼんやりと座ってた
積もった白い雪がだんだんとけていくのを
悲しそうに見ていたの
夢が大きな音を立てて崩れてしまったの
透明感のある旋律と余白に満ちた詞。
思い出すたびにとても清新な気持ちにさせられる。
子供は雪どけの景色や子犬の遊ぶ姿を見るだけで、生きるってどういうことなのか感じとっている。
夢がとけて消えても、また次の夢の芽を雪の下から見つけ出してくる。
生きるってその繰り返しなんだということも。
塾や習い事などいくら詰め込まれて忙しくても、
ちゃんとぼんやりして感じる時間を持っている。
「なにぼんやりしているの!”」と大人に怒られたってへっちゃらで、
自分の中にいる未来の自分と話している。
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