昨日は昔やっていた劇団の飲み会でした。
6年ぶりくらいだったと思います。
声をかけた中から約半分の8人が集結。
全員、外観はかなり劣化しましたが、頭の中はあっという間に30年以上バック。
楽しかったけど、あの頃はこんなふうになっているなんて、まったく想像できなかったなぁ。
もうこの世にいないやつもいるし。
たまたまだったのですが、ちょうど36年前の今日(12月4日)が旗揚げ公演の初日でした。
新宿ゴールデン街のすぐそばにあったスペースデンというキャパ100人の小さな小屋で自作を上演しました。
当時はパソコンはおろか、ワープロもまだ普及していない時代で、台本はわら半紙にガリ版刷りでした。
後年、メンバーの一人が残っていた台本をパソコンでデータ入力してくれたものが、今、手元にあります。
サン・テグジュペリの「星の王子様」をもモチーフにしていて「子供でも観られますか?」という問い合わせがあったのを覚えています。
話は「星の王子様」とは似ても似つかぬものだったけど、読み返してみると、今では考えられないほどのエネルギーに満ちている。
この後もいろいろ書いて、構成やら表現技術やら、客観的にうまく見せることは多少上達したと思うけど、どれもこれ以上のものになっていない気がします。
いったいなんでこんなものを書いたのか、書けたのか、芝居ができたのか、自分でも不思議でしかたない。
でもきっと、これは仲間がいたから書けたんだな、そのバリエーションで今までもの書いて生きてきたんだな、と思います。
もう36年も経っちゃったけど、この際、年月は関係ない。
昨日会った7人をはじめ、死んでしまったやつも含めて、本当にあの頃の仲間には感謝したい。
そして、単なる青春の思い出でなく、なんでこんな話を書けたのか、自分の中にあるものをもっと解明していきたい。
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