カミさんの手作りクラフトシリーズ第2弾。
と言っても今回のは自分で作ったわけじゃなくて、友だちからもらったらしい。
ガラス瓶に余った保冷剤の中身を詰めて、ビーズをパラパラっと入れて布切れなんかで口を閉じれば、消臭剤の一丁上がり。 インテリアとしても活用できます。
と、作り方を聞きながらメシを食っていたら、なぜか話が嗅覚のテーマに。
臭いにおいがなくなるのはいいけど、果たしてにおいのない世界とはどういう世界か?
目が見えない、耳が聞こえないというのは、なんとなくイメージできるし、実際、その気になれば、真っ暗闇体験、無音状態体験もできるようだが、嗅覚がまったく働かない、においが嗅げないというのは、イメージできない。
そうした疑似体験も聞いたことがありません。
鼻をつまんでいたって、完全にシャットアウトするのは無理だし、人間もある程度、皮膚呼吸しているので、肌からにおいが伝わってきたりもする。
ちゃんとした研究書を読んだわけではないが、どうやらにおいがないと、世界はひどくのっぺりとた、味気ない平面的なものに感じられるらしい。
リアルな世界でも臨場感がなくなって、画面の世界に入ってしまった感じになるということだろうか。
視覚や聴覚の場合は失うと、それをカバーするために他の感覚が発達するが、嗅覚を失くした場合は、他の感覚でカバーすることは可能なのだろうか?
鏡や写真で自分の顔を見るように、あるいは録音した自分の声を聞くように、客観的に自分のにおいを知る方法はあるのだろうか?
そういえば、自分のオナラは臭くない。
いや、臭いのだけど、くんくん嗅いで楽しめるし、なんだか安心してしまいます。
人間もじつは脳を社会モードから個人モードにシフトさてれば、イヌなど、他の動物以上に鋭く、繊細な嗅覚を発揮することが可能なのかも知れません。
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