いつもちょっとクレイジーでいるためのスキル

  腰は8割方回復。痛みというより違和感になった。

 でもまだ長時間座っていると、立ち上がる時つらい。

 月曜日の完全復活をめざして、週末は少し走ったりしてリハビリに励もうと思う。

 

 それにしてもすっかりリズムが変わった。

 たかが1週間ながら安静を余儀なくされて、ほとんど家から出なかったけれど、それゆえか、本を読んでいても、テレビを見ていても、何か書いていていても、なんだか違う国、違う時代、違う世界へトリップしている気分になった。

 

 読書も仕事も創作も、時間を気にせずに没頭すると、時空を超えた旅に出掛けられる。

 頭だけは日常と違うリズム――変拍子で生きているようで、なんだか楽しい。

 またすぐにもとのリズムに戻ってしまうのだろうけど、

 こういう機会は時々もうけたほうがいいのだなと思う。

 

 齢を兼ねると、ついつい精神が平穏を求めて日常の中へ埋没しそうになる。

 なので日々、ここじゃない、どこかちがう時空に旅する機会を設けたい。

 いつも「ちょっとだけクレイジー」でいることが、自分が自分でいるための秘訣だ。

 

 でも、それを継続するためにはトレーニングして、日々スキルアップする必要がある。

 そのトレーニングの仕方は人それぞれだが、僕の場合はただノートに書く、ということをやっている。

 

 ブログやSNSとは別に専用のノートを作って、1日30分~1時間弱、手書きでぐちゃぐちゃ頭の中にドロドロしていることを書きつける。

 

 ブログやSNSは自分のメモでもあるけれど、公開している以上、人さまが読むものでもあるから、それなりに、できれば面白く読めるよう文章に気を遣う。

 が、こちらは誰にも見せないので、思い切りぐちゃぐちゃやる。

 

 大半はしょーもない与太話(ブログやSNSもそうだけど)や、愚痴やら不平

不満やらバカヤロー、ファック野郎!やら、夢見るユメオくんみたいなこと。

 

 しかし、たまに「おお、これは!」というひらめき・アイデア・見識・発見が訪れる。そうするとめちゃ嬉しい。

 机の前に座りながら、目の前の波を蹴って進む広大な海が開いたような、空に向かって羽ばたいたような、そんな気持ちになれる。

 人から見たら本当にぢじょぷぶか、こいつ?でしょうが。

 でもまぁ、それが毎日の気力の元素になっているのです。

 

 あなたも仕事にマンネリ感を覚えたり、SNSのやりとりに嫌になったり、とにかくつまんなくなっちゃったら、何らかの方法で「ちょいクレ」、やるといいと思います。

 

 でもあっち側へ行って帰ってこれなくならないように。

 日々の生活に支障をきたさない範囲でね。