昨日はまた鎌倉新書のウエブサイト「いい葬儀」の取材で、船村徹さんの告別式に行ってきました。
https://www.e-sogi.com/magazine/?p=8310
「昭和歌謡の大作曲家」ですが、正直、いまいちピンときません。
もちろん知っている歌もいくつかあるし、「王将」は子供の頃の愛唱歌でしたが。
僕を含むメディアの取材陣にとっては、数ある情報の一つですが、
ところが、それは若い世代(僕はべつに若くありませんが)の話。
団塊の世代以上の人たちにとっての船村さんは、僕たちにとってのサザンオールスターズにも匹敵する存在です。
会場の外に集まっていたファンの皆さんにマイクならぬ、ICレコーダーを向けると、よくぞ聞いてくれた!という感じで、いかに船村さんの曲が素晴らしいか、いかに自分たちがその歌を愛しているかを熱く語ってくれました。
昭和歌謡の大作曲家は、僕を含む現場のメディアの取材陣にとっては、数ある情報の一つですが、彼らにとっては自分の人生とともに生き、自分の心を歌にしてくれた、かけがえのない存在なのです。
皆、ひとしきり話すと一様に「これでまた昭和が終わっちゃうねぇ」と寂しそうでした。
もう平成になって30年近くたつけれど、彼らの中ではまだ昭和は終わっていない。
昭和文化を創った著名人たちが一人ずつこの世を去っていくたびに、ひとつずつ、ゆっくりと昭和は終わっていくのです。
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