お寿司屋さんで鳥の絵を見ました。
カミさんの誕生日が週の真ん中で、いったんスルーしてしまったので、今日はその代わりにハッピーバスデー。
ということで、寿司でもテイクアウトして食うかと思って近所のお寿司屋に行ったら、直径1メートルくらいありそうな巨大な絵皿。
そこにはおめでたい象徴として鳥が描かれている。
目玉模様の羽と全体のイメージはクジャクだが、その顔つき、鋭い目、胸の筋肉、そして逞しい足の蹴爪は、猛禽そのもの。
美しさと強さを併せ持つ合成鳥ということでしょうか。
で、 今さらのように思い出したけど、今年は酉年。
普通、酉といえばニワトリで、いただいた年賀状には可愛いいタマゴやヒヨコやコッコちゃんが多かったけど、そんな飛べないコケコッコじゃサマにならん、ということで、特に社会的影響力の強い人は拡大解釈し、「鳥」という大きなカテゴリーで捉えたがるようです。
やっぱ、政治家とか企業経営者など、威勢のいいことを言いたい人たちは、
「今年は大空を飛ぶ鳥のように飛躍する1年に」とか、
「鳥のように全体像を俯瞰することが大事だ」とか、
「不死鳥のように灰の中からよみがえる!」とか、
カッコいい比喩表現をスピーチに混ぜられるから、とてもありがたい。
こうした人たちの頭の中では、酉年の鳥は、龍や虎と並ぶ、鳳凰・朱雀・火の鳥・不死鳥などのイメージなのでしょう。
青龍、白虎、朱雀・・・
ついでに「玄武」のカメ年というのがあればよかったですね。
去年は「申年ですからウッキッキーと楽しい1年に」
来年は「戌年ですからクンクンと鼻をきかせる1年に」
再来年は「亥年ですから、ブタのように肥え太る1年に」
・・・というスピーチをやってくれると面白いと思うけど、たぶんダメなんだろうな、やっぱり。
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